孤独

記事
コラム
どうやら孤独というものは 健康に悪いらしい。
人間の体には「コルチゾール」というホルモンがあり、
孤独というストレスを受けると このコルチゾールが過剰に
分泌される。すると血圧が上がり 脳梗塞や心筋梗塞の
リスクが高まり また免疫機能も低下するという。
これは心理学者 Jhon Cacioppo氏の説なのだが
孤独であることは 喫煙や肥満よりも健康に悪いのだそうだ。

ハーバード大学でも「ハーバード大卒の男性グループと
ボストン育ちの貧しい男性グループの追跡調査ー人生において
何が健康と幸福度の要因となるか」という
研究を75年間やって 解答が
「良い人間関係」と出たそうだ。

確かに幼い娘や息子達といた時 大変だったけれど
暖かくて優しい幸福感でいっぱいだった。

気心の知れた仲間と集まって 楽しく過ごしている時
受け入れられている 安心感でリラックスしている
自分を感じた。

最好きな親友とお茶を飲みながら他愛もない話を
するのも大切な時間だ。

しかし一人も好きだ。
一人で自然や美しい風景を眺めながら 自分や自分の人生について
考えるのは心が満たされる。
そういう時はストレスを感じない。

では 美しい景色眺めながら暮らし 時折家族や友人と会って 
人生を楽しむならストレスなく健康的な人生を送れるのだろうか?
それは無理! 全然現実的じゃない。
そもそも暮らしを維持するだけで なかなか大変なんだ。
家庭や職場で 人間の悪意にさらされ それを避けたり防いだり
しながら生き続けるのに必死で ストレスや孤立など
もう無二の親友と言っても良いくらいだ。

だから長生きはできないだろう。
けれど最後の最後まで こんな自分にも良くしてくれた人々への
感謝と彼らの幸せを願い続けていけるのなら 別に孤独ではない。 

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す