あなたは本気で誰かを好きになったことがありますか?
恋愛漫画のような恋がしたいと思っても、その機会がなかなかやってこないということも実は多いのです。
好きな人ができないという方は、気が多い人は恋愛経験が豊富で羨ましいと思っている方もいるでしょう。
私も本気で好きになった人は人生でたった二人しかおりません。
初恋の人と、現在のパートナーだけ。
地球上には異性の数なんて星の数ほどいると言われますが、たとえ周りに異性が沢山いようとも、自分がビビビッとくるとは限らないのです。
こればっかりは恋したいと思っても、どうにもなりません。
「なんとなく良いな。」
「人間として素敵だな。」
と思ったとしても、
自分の人生を投げ打ってでも愛したいと思えるような人と出会えることは少ないように思います。
だからこそ、私は現在のパートナーに出会った時「人を好きになるってこんなにも素敵なことなんだ」って感動したのを覚えています。
毎日が楽しくて楽しくて仕方ない。
ちょっとしたことが幸福でたまらない。
平凡な毎日がまるで違って見える世界。
それは本当に魔法にかかったような世界です。
『たとえ恋が叶わなくとも、こんなにも好きな気持ちにさせてくれたことに感謝したい。人を好きになることがこんなにも素晴らしものだって教えてくれてありがとう。』
そんな風に思いながら、当時は彼との未来が見えなくて泣いたり笑ったりと忙しい日々でした。
あんな気持ちになれることはこの先もう二度とないかもしれません。
それでもあの時の気持ちが今も私を癒してくれています。
一緒になってもう十年以上が経ちましたが、どんな恋愛漫画やときめく映画を見ても、私の妄想の相手は今のパートナーです。
もちろん初恋の彼も、私にとっては初めての恋愛をした甘酸っぱい思い出。
終わり方は消して綺麗なものではなく、ショックな結末であったことには違いないのですが、それでも彼を好きになってからお付き合いに至るまでの思い出はかけがえのない大切なものです。
もう過去の記憶にしか過ぎないけど、それでも私という人間を語る上ですごく大切なことだったと思います。
だから例えその恋の先行きがどうだったとしても、まずそんな気持ちになれるお相手様に出会えたことが奇跡だと知ってほしいのです。
その気持ちはとても尊く、美しいものです。
無理に押し込んだり、否定したりすることなく、その純粋で無垢な感情を受け止めてほしい。
ただただそう思います。
いつか辛い気持ちも悲しい現実も、すべてひっくるめて”愛”だったと分かる時がくるでしょう。
あなたに愛と癒しの日々が訪れることを願っています。
SANA