今年は摂食障害のブログをいっぱい書きました。冬至を前に1年の振り返りと未来目標。

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コラム
来週12月22日は陰陽の陰の極みである冬至ですが、私は冬至が好きです。

陰陽どちらにも役割があって、どちらが欠けても成り立たないのは分かっているのですが、

日の長さが伸びるということで、
明るく照らされる時間が伸びるということなので、
なんとなく、
冬至から明るい気持ちになることが増えるかな?
なんて毎年自然とそんな思いや期待を抱いて、ちょっとだけ楽しい気分になったりします(たいてい抱くだけで終わりますけど)。

もうすぐ1年が終わりますね。
今年を振り返っての思いを書かせて頂こうと思います。


昨年と今年と毎日葛藤が多く、その日その日対応していくことで四苦八苦していたところがあり、結構しんどいということは間違いなかった1年でした。

気持ちをマイナスに持っていったらおしまいだと思い、メンタルをフラットにすることを意識していたわけではないけど、
職場の人とプライベートのつながりを持たないように気を付けて、
例年以上に1人でいる時間を大切にしたり、1人でいる時間をつくるようにして、

口にするとそうなってしまうことが怖くて、弱音だけは吐かないように、人に飲み込まれないように自分に負けないようにと頑張ってきた1年でした。

周囲にストレスを感じることが多かったということで、今年は環境に何とか折り合いをつけて、よくやってきたなと自分を褒めたい気持ちです。

今年は管理栄養士のスキルを上げることに本格的に意味を見出せなくなり、
講座や自己学習といったことが手付かずになったことで、それまで勉強していた時間をブログを書くことに費やしていました。

環境に折り合いをつけるって、とても大切ですよね。今年はそのことを強く感じました。

ブログを書くことは、私の中で環境に折り合いをつけるための一環でした。
ひたすら自分の経験を振り返って今と結びつけて考える作業をしました。

論理立てて考えることは苦手だけど、
昔から考えを巡らせグルグルさせることばかりしているので、それを少し整える作業に夢中になることで、
しんどい環境との調整を図っていたように感じています。

摂食障害の人って、この環境との調整作業ができないことで苦しんでいるんだと思っています。
あ、ちょっと違いますね。
正確には、
「環境との調整作業自体が摂食障害という症状に当たる」ので苦しいという感じでしょうか。

社会という環境に素のままでは恐怖なので、痩せている身体で武装する、防御して調整します。
社会という環境で受けたストレスを解消する術がないから、過食して調整します。

「摂食障害特有の行動や現象がストレスへの対処方法」だから、
「ストレスへ対処している方法がストレスとなり苦しい」のです。

私が、「摂食障害から解放されるためには、何か目標を持つと良い」と言っているのは、この環境調整作業をうまく働かせるためです。

意識が目標に向けば、痩せることへの全投資や過食への欲が少しずつだけど逸れていくためです。
(ちなみに、この意識を逸らせるのも簡単にはいかないと思いますが、訓練にも似た感じで、徐々に逸れせることを学んでいけます。)

社会という環境で生きていくためには、自分で自分の首を締めていては長持ちしません。
私も長くそうでしたが、目標なんてできない時も当たり前にあります。
目標を持てる人が物凄く羨ましかったし、目標らしいものを持ってみてはやっぱり違うという時も数え切れないくらいありました。

それでも諦めることはしなかったように思います。
どこかにあるはずだと、どこかに隠れているはずだと目標を探しまくりました。

運良く落ちてくることを望んだ時もあったけど、「やったことが返ってくるだけ」と経験から理解できたときから、
主体的に活動したこと、意欲を持ち取り組んだことから目標を掴むことができるようになりました。

ちなみに、
大きな目標をしっかり持てた時は、摂食障害からの解放も近いんじゃないかと思っています。目標に意識が向かい、目標のために自分のやるべきベクトルが定まれば、
「痩せることへ費やすエネルギーも、過食嘔吐する時間ももったいなく感じるだけ」ですから。

環境に折り合いを付けるために、
私が今年配慮したことのもう1つが飲食かなと思います。

飲み物は白湯に切り替えて胃腸の調子は過去稀にみるほどに良好に。
大好きなコーヒー・紅茶はお楽しみ程度に嗜むことにしました。

スイーツやお菓子といったものを食べ過ぎないよう気を付けましたし、
年中無休で野菜を摂取できるように例年以上に自炊にいそしみました。

ストレスを感じている時こそ、心と身体が共倒れにならないよう、身体の調子を整えようと自制したように思います。

この身体の調子を整えることは、ブログを書くことのように楽しめたところもあるので続けられていると思っています。

黙々と考えながら野菜の千切りをするとか、自分に集中する時間でしたし、
スイーツは適量が1番美味しいのねとか思ったりして、身体に気を配ると「そうだろうなと思っていたけどやっぱりそうだった」ということを体感できて良かったなと思っています。

自分のなかで結構ハードな1年ではありましたが、こうしてブログを書いてきたことで
「長いこと摂食障害だったけど、それなりに健康で生きているというサンプルになる」
という新しい目標ができたことは良かったなと思っています。

摂食障害という飽食の時代の産物を経験した人間が歳を重ね、高齢になっていくのはこれからです。

摂食障害の人や摂食障害だった人の正確なデータはまだ揃っていないので未来は予測でしかなく、「全くの未知」なんですよね(日本人としてのデータなんて特に揃っていないと思います)。

予測でしかないけれど、身体を酷使しているのには間違いないので、予測されていることが起こり得るということで、決して楽観視なんてしていないのですが、

何十年後に
「今もうこの年齢だから病気の1つや2つはあるけど、長いこと摂食障害のプロフェッショナルだった割には健康だと思いますよ~」

そう言えるような身体でいるという大きな目標を叶えることは、「摂食障害の未来データのひとつとなる」ことはもちろん、

摂食障害は人生のひとつの壁であって、
「悲観的になんて考える必要はない」と言える材料になるし、

摂食障害の壁をやっと乗り越えたら身体がボロボロで私の人生台無しだったなんていう思いをしてほしくないから、
「ポジティブに生きていけるから大丈夫だよというサンプル」として、健康でいたいと思っています。

こんなマニアックで読みにくいブログを読んで頂けている方々に心から感謝しています。
本当にありがとうございます。

明日もそのまた明日も、今年が終わり年が明けても、
ひたむきに頑張っていこうと思っています。


今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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