おたより~若き日の仕事の後悔~

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コラム
ベアたん、昔図書室に配属になっていたことがあったんです。

図書室では1日の貸し借り数など、おおよその来館・使用者の人数を把握することができました。
地方の市の、公民館の小さな図書室だったので来館者数はそんなに多くありませんでした。

配属になったのはまだ20歳にもなる前で、何も周りが見えていないがむしゃらな頃でした。

その来館者数を見てベアたんは思います。
「もっと来館者数を伸ばしたい」

そこで、大きな目標として「図書室だよりの発行」「読み聞かせルームの設置」を掲げました。

その配属先では、ベアたんは2人の嘱託員さんと行動をともにすることになります。
1人は司書、1人は幼稚園教諭でした。

おたより。
おたよりを発行するにあたり、原稿用紙に描いていくんですが・・・
おたよりを交代交代に担当するように振り分けて数ヶ月の頃。
「おたよりを作るのはとても負担だ」
と司書から声があがりました。

幼稚園教諭は普段から幼稚園でおたよりを作ることに慣れていたし、ベアたんもイラストを描く、文章を書くことに抵抗がなかったので気づかなかったのですが、おたよりを作るには素材・文章・構図・組み立てという手順が発生します。
慣れていないとこれは大変な作業だということに気がついていませんでした。
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また、読み聞かせについても司書から反対が出ました。
「公的機関なのだから、こちらから積極的に働きかけて来館者を増やす必要はない」
当時直接上の上司からはパワハラに遭っていたため、館長に直接相談しました。

が。
館長は「自分たちで解決してくれ、私は図書室のことはなにもわからないので」とけんもほろろでした。

ベアたんは悩みました。
というのも、その目標を聞いて、後に続く図書室が出てきていたからです。
今だったら計画をいったん中止にして練り直そうとできたかもしれませんが、当時は引くに引けない状態になっていました。

相談する相手は誰もいない。

悩みに悩んで、司書を説得することにしました。
おたより用のイラスト素材集を買い揃え、文集例も買い揃え。
読み聞かせは担当を幼稚園教諭にし、有志のボランティアを育成する、ということで話は落ち着きました。

ベアたんには多方向に対する配慮が欠けていました。
今思い出しても色々後悔することが多いです。

結果としておたよりは軌道に乗り、読み聞かせは主婦ボランティアが運用するところまではいきました。
来館者数も増えました。

でも、一緒に働く仲間に配慮できなかったこと。
これが今でも頭を駆け巡ることがあります。

仕事のことで悩んだら、1人で抱え込まず誰かに違う視点をもらうのも手です。
一緒に悩みます。
お気軽にお声掛けくださいね(*´ω`* )

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