【組版】文章校正やルビ、濁点、縦中横などの設定について

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こんにちは、同人誌つくるです。
サービスやブログをご覧くださり、ありがとうございます。

さて、今回のブログは文章校正などについてのご案内です。

同人誌の入稿データ作成サービスでは、サービス概要に「校正は行いません」と明記していますが、次の内容については組版中に表記を整えさせていただいています。

基本的に商業出版のルールに合わせていますが、ご希望に応じて細かいカスタマイズも承ります。せっかくの同人誌印刷、納得いくものを仕上げたいですよね。ということで、お力になれることがあると嬉しいです。

とはいえ、サービス利用方法がややこしくなるのは本意ではないので、「とりあえず書き終えた原稿をお預けいただく」といったスタンスのお取引も承ります。どうぞよしなにご活用ください。

縦中横の入力

縦中横とは、縦書きレイアウトにおいて半角文字を「縦書き」にする組み方のことです。
スクリーンショット 2023-10-16 8.44.09.png
縦書きレイアウトの文章において、半角の英数字、感嘆符などは、通常横倒しとなります。これを2文字並べた縦書きにするのが「縦中横」です。

英数字(abc123)の縦中横

縦中横にする
→2桁まで 半角でご入力ください。
 縦中横にします。
→3桁以上 半角でご入力のうえ、原稿共有時に「この部分は縦中横」とお伝えください

*他の文字とのバランス上、3桁以上の英数字については、縦中横での記載は非推奨です。

縦中横にしない
→2桁まで 半角でご入力のうえ、原稿共有時に「この部分は縦中横なし」とお伝えください
→3桁以上 半角でご入力ください

一文字ずつ縦書きにする場合は、全角にてご入力ください。


感嘆符、疑問符(!?)の縦中横

「!」「?」など1字のみ
→全角でご入力ください

「!!」「!?」「??」など2字以上の連続
半角でご入力→縦中横にします
全角でご入力→一文字ずつ縦書きにします

*他の文字とのバランス上、4桁以上の疑問符および感嘆符については、縦中横での記載は非推奨です。


ルビ・圏点(傍点)の入力

原稿中にルビや圏点を含む場合は、必ず原稿共有の際にご一報ください。

Wordの機能にてそのままルビを付していただくか、「小説家になろう」「Pixiv」などの投稿サイトの入力形式をご利用いただけます。

投稿サイトの入力形式でルビを設定いただく場合、使用される記号が統一されていれば、どの記号を利用いただいても構いません。

例①:「記号」という漢字にルビを振る場合
どの<記号|きごう>を利用いただいても構いません。
どの[[rb:記号>きごう]]を利用いただいても構いません。
どの|記号《きごう》を利用いただいても構いません。

例②:「記号」という漢字に圏点を付ける場合
どの<記号|・・>を利用いただいても構いません。
どの[[rb:記号>・・]]を利用いただいても構いません。
どの|記号《・・》を利用いただいても構いません。

記号(★「きごう」とルビ)
記号(★圏点)
のような表記方法でも反映が可能です。
表記記号が統一されていれば、記号の種類等は問いません。

記号が統一されていない場合、ルビの反映が漏れることがございます。
あらかじめご了承くださいませ。

濁点、半濁点(あ゙ト゜)の入力

原稿執筆時、「あ」+「 ゙(だくてん)」の形で続けて記載いただければ、組版時に「あ゙」の1文字に合体させます。

原稿中に「あ゛」「ト゜」などの表記がある場合は、原稿共有時に必ずご一報ください。

3点リーダー(……)の入力

「……」「......」「‥‥‥」「・・・・」の混在→「……」に統一します。

上記の混在が
・区切り記号としての利用
・意図的な表現としての利用
のほか、
・「…」「……」「………」「…………」が混在している場合
については、統一は行いません。
統一/非統一についてのご希望がございましたら、原稿の共有時にお知らせ下さいませ。

ダーシ(−−)の入力

叫んでいるセリフ中での使用など、明らかに長音として使用されている場合を除き、2本以上の棒線(ーー、−−)があった際には、棒線の個数に応じた長さの「きれいに繋がった直線」に置き換えます。

原稿執筆時は、任意の棒線(ハイフン−や長音ーなど)で入力していただいてOKです。

表記ゆれへの対応

。」 」の混在
感嘆符、疑問符のあとの空白の有無の混在
→執筆者様へのご確認後、表記を統一します。

漢字、かな、カナ表記の混在など、執筆者様の意図によるものか単なる統一漏れかが判断しづらいものについては、非対応です。

明らかな誤記、タイプミスへの対応

。、の連続、意図しないと思われるスペース、改行、文字化け
→作業中に目視で確認されたもの、文書作成ソフトでエラー表示が出ているものについては、修正の有無について確認させていただく場合がございます。

正確な校正を行う訳ではありません。見落としや文書作成ソフトでエラーが出ない場合がありますので、確実な校正を希望される場合は、別途オプションのご利用をお願いいたします。

ラリルレロなどを小文字表記に

斜体、太字、囲み文字(㊙︎㋐)での表記

上記の装飾についても対応しています。
これらを利用される方には、原稿共有時にご一報ください。


そのほか、ご質問や事前のご確認などについても、メッセージよりお気軽にお問い合わせください。
・原稿完成前のご連絡
・初めての印刷のため、相談しながら進めたい
・サービス説明には書かれていないが、こんなカスタマイズを希望
など、大歓迎です。

▼メッセージはこちらから▼

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