メンターに対する正しい知識

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人にはそれぞれ持っている持論というものがある。例えば、ボディータッチをすることで男を惚れさせることができる。の法則であったり、困ったときは酒を飲めば明日には解決しているの法則だったり、授業中に先生を褒めると、雑談で授業が終わってくれる法則であったり。人にはそれぞれ持論がある。
申し込む+白石に会う=ファンになる
という持論がそのうち公論になるのではないかとワクワクしているのだが、今回はメンターについて話したいと思います。

結論 メンターは途中で捨てる

 メンターって、どう言ったことかというと、憧れ・尊敬+近づきたい人=メンター という公式でわかりやすいと思うが。メンターの生き方を模倣したり、意識を寄せていくということになるのだが、それによってマインドや行動がガンガン成長する。が、一方で、成長の方向が正しいとは一概に言えない。
 野球を好きな少年がイチローの名言や教えを信じている。そういった少年もある一定数いる。どうかなー。と思う。イチローの教えより、目の前の指導者ではなかろうか。イチローのバッティング理論を小学生ながら勉強した場合、どうなるか。タイミングが早いよ。となる。バットを振るタイミングではなくて、イチローを吸収するタイミングね。今の君には早すぎる。小学校の指導者の方が、イチローより上手に教えてくれる。にもかかわらず、イチロー信者の少年は、イチローの方がすごいと、小学校の指導者の教えを軽んじる。成長の方向が使えないマインドや行動にいっている。小学生の基本ができてない子に、イチローの技術は真似できない。ちゃんと基礎ができてからの順番。
 ビジネスにおいてもそうである。D・カーネギーが言っていることが真実だとは思うなよ。である。あれだけのロングセラー。悪い本であるわけがない。影響を受けまくって、訳されていない英語の原本まで読もうとしていた私がいたくらいとにかく名著である。が、それであっても綺麗事は多く含まれている。と私は思っている。人を育てようと、本の通りやってもそうならない。本が悪いわけではない。著者との環境、国、役職や信頼関係、そして性格、全てが違うのだ。
”成功の法則”や”習慣の法則”といった自己啓発本すべてに膨らませても、その人(著者)がそうやったから、そうなったんだ。という当たり前の話を前提に吸収しないといけない。

 憧れの人に近づいていくと、「あれ?」と覚めることがある。憧れの上司にどんどん近づいていき、彼より出世した時に、褒めてもらえると思ったら嫉妬された。幻滅。みたいな。わかりやすいところ、大好きで結婚したあとの新婚生活、「あれ、この人、こんな嫌なところあるんだ」と価値観のズレを膨らませながら、晩年は「亭主元気で留守がいい」という名言を心にしみ込ませる。近づきすぎるとその人に失望を覚えるという自然法則があるんだって。

 メンターに憧れを抱きすぎないこと。メンターにとっても迷惑な話で、勝手に憧れて、勝手に近づいて、そして、「なんか思ってた人と違いました」と失望される。いやいやいや。双方にとって得のない話。持論にはなるが2つある。一つがメンターを信じすぎないこと。もう一つがメンターは複数人持つことがいい。と思っている。複数人持つ。すると、吸収したいことが矛盾することがある。あの人はこう言ってたけど、別のあの人はああ言ってた。その時に自分がどちらに重きを置くかということを考えることになり、それによって自己が形成されていくのではないかと。メンターの真似っこマネたんから自分が生まれる瞬間である。まさに、守破離の法則の応用である。自己啓発本の使い方は、読んで納得するのではなく、自分の考えもちゃんと持ちながら、違うところをぶつけながら、対峙させながら読むといいと思う。が、見事なもので、自分の意見があまちゃんでしたと思わせるような文章で書き綴ってあるので、戦わずにやられちゃうよね。

まとめると あなたはきっと私をメンターにしていると思うが、それでいい。さらに私は独占欲の塊であるため、複数のメンターをとって欲しくない。私一人を見ていただきたい。私を崇めていただければよい。いかがだろうか。このように、メンターを知っていくと、近づいていくと、失望を覚えることがおわかりいただけたであろう。

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