中小企業経営のための情報発信ブログ69:先延ばし撃退法

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ビジネス・マーケティング
今日もブログを御覧いただきありがとうございます。
今日は、「先延ばし撃退法」について書きます。
よくないことと分かりながら、ついつい先延ばしをしてしまうことはよくあります。忙しく慌ただしくなればなるほど、どれから手を付けてよいか分からず、「明日からやろう」などと先延ばししてしまいます。
私もそうですが、こういう人は多いでしょう。
先延ばしするのは、「自分の能力のせい」でも「自分の優柔不断の性格のせい」でもなく、「脳の防衛本能」が原因だと言われています。
脳は、変化を嫌うという防衛本能を持ち、新しいことや難しいことよりも今まで生き延びてきた「現状維持」をよしとします。ということは、脳の防衛反応に打ち勝つことが出来れば、先延ばししなくて済むということになるのです。
また、脳は劇的な変化を好まない代わり、少しずつの変化は受け入れ柔軟に対応するという性質を持っています。先延ばしせず今すぐに着手するには、「行動のハードルを下げ」てびっくりするくらい「ちょっとずつ」変化し続ければいいということです。
つい先延ばししがちな事柄について最初の1歩からちゃんと取り掛かろうとせず、「10秒くらいでできる小さく具体的な行動」から気楽にスタートするのがポイントです。
これが「10秒アクション」と呼ばれているものです。10秒アクションとは、「目的実現のための行動のかたまりのうち、10秒でできるサイズの小さな具体的なミニアクション」と定義づけられます。例えば本を読むのを先延ばししているなら「最初のページを開き、1行読む」、メールの返信を先延ばしにしているなら「最初の1行目を書く」などです。考えれば10秒でできることはほかにもいろいろあります。
10秒アクションは誰でも簡単にでき失敗することはありません。「10秒アクション」を毎日続けていくと、小さな成功が積み重ねられ、それが自信となって劇的な変化が起こるというのです。
先ほども書いたように、人間の脳は少しずつの変化なら喜んで受け入れるものです。たった10秒のアクションを受け入れた脳は、進んで3分、5分、10分と行動するようになります。考えてばかりで動けなかったときとは異なり積極的に行動するのです。
また、10秒アクションなら、10秒試してスムーズにいくのであればそのまま続けていけばいいですし、違和感があったり上手くいかなかったりすれば、すぐの別の方法に切り替えて試すことも容易です。
「いつかはやろうと思っているんだけど」の「いつか」を「今から」に変えた瞬間、人生は動き出します。たかが10秒、されど10秒です。
「10秒アクション」で先延ばしの悪癖が改善されるなら、取り組む価値は十分にありそうです。
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