アマゾンで海外販売!成功事例と注意点を解説 【アマゾングローバルセリング】

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ビジネス・マーケティング

手軽にアマゾンで海外販売を出来るグローバルセリング

最近注目されつつあるのが、アマゾンを通じて海外販売をする「グローバルセリング」というサービスです。

アマゾンの海外のFC(倉庫)に商品を送り、そこから現地のお客様に向けて販売する仕組みです。

設定自体は超簡単です。
日本のアマゾンでセラーセントラルの口座を作ったら、グローバルセリングのサイトで海外のアマゾンアカウントと紐付けをするだけです。

固定料金は1つの国のアカウントで月額39.99ドルです(2021年10月時点)。なので大体月額4500円前後のイメージです。

グローバルセリングのメリットとしては、海外販売や輸出の知識がなくても、アマゾンアカウントさえあればすぐに海外販売が実現できてしまう手軽さにあります。

ただし、日本国内での販売と同様に、ただ出品すれば売れるというわけではなく、海外販売も一定のノウハウや工夫は必要になります。また、そもそも海外でニーズがある商品かどうかということも前提として抑えておく必要があります。

グローバルセリングで成功しやすい商品とは?

アマゾン側に確認したところ、グローバルセリングは比較的新しい仕組みなのでまだそこまで事例は多く無いようですが、フィギュアやアニメのような、海外にも熱狂的なファンがいるような商品、またペットグッズのような、世界共通のニーズのあるような商品は成功を納めている様です

とくに成功しているのが猫向けのペットグッズブランドの「猫壱(ねこいち)」さん。アマゾンのCMにも出演しています。高いデザイン性や猫目線に立った丁寧な商品開発で、日本国内だけでなく海外のアマゾンでもヒットを飛ばしています。

YouTubeやInstagramなどでもペット系の動画は世界中からファンを集める様に、商品販売でもペット系のニーズは世界共通です。

このように、海外でもバズりやすいカテゴリの商品は世界展開に向いている商品カテゴリであることは間違い無いです。

アマゾンで海外販売するときに注意すること

アマゾンでは商品タイトルや説明などある程度自動翻訳はされますが、やはり売上を作るためには現地の人向けに分かりやすい英語で説明し、シズル感のある表現をする工夫は必要不可欠になります。これは日本国内での販売でも同じことが言えます。
なので、自動翻訳に頼らず、きちんと英語ができる人が、正しく魅力的な英語で記載することが大切になります。

関税や海外発送にかかる費用は出品者(メーカー)持ちになります。
その為、日本の販売価格のままで販売すると赤字になってしまう可能性があるので、海外では関税や発送費用分を上乗せして販売する必要があります
この辺りの費用は運送会社から見積もりを入手して計算しながら決めます。
ちなみに、販売してからも価格を柔軟に変更できることがAmazonのメリットでもあるので、最初の価格設定でミスったとしても、後から修正することが出来ますので、慎重になりすぎないでも大丈夫です。
この時重要なのが、同じ商品でも日本と海外とではJANコード(バーコード)を分けて登録することです。JANコードを分けることでそれぞれが別商品として登録されるので、価格も日本用と海外用とで分けて登録することが可能になります。
ちなみに、海外展開をするメーカーで良くあるのが、正規品と並行品が入り混じって流通してしまい統制が効かなくなるケースで頭を悩ませるメーカーも多いと思いますが、国によってJANコードを分けて販売することで、正規品と並行品を区別できるようになります。

また、カスタマーサポートも基本は英語になっているので、できれば英語の出来るスタッフを雇って対応するのが望ましいです。ただ、カスタマーサポートをアマゾン側で代行する有償サービスもあります。

以上、アマゾングローバルセリングの概要となります。
アマゾンで海外販売を成功させるためには、そもそも海外でニーズのある商品なのかをリサーチした上で、英語での丁寧な商品のPRと、戦略的な価格設定が重要になります。月額費用はかかるものの4500円程度なので、小さく初めて見てから様子を見ながら判断してもリスクは少ないと思います。
是非アマゾンを使って、海外販売にチャレンジしてみてください。

個別ご相談はこちらからも承っていますので、是非ご覧ください。













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