私、嫌わてれいるかも?~それって勘違いかも

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勘違いを引き起こす3つの理由 

 学校や職場でいつも挨拶してくれる人が、今日はなぜか挨拶しないで無視されてしまった…
 私だけ飲み会に誘われなかった…なんか私にだけ態度が冷たい気がする…なんてことされたら気になりますよね。
 私、何か嫌われることしちゃったかな?嫌われちゃったどうしよう?と悩んじゃいますよね。
 でも安心してください、そのほとんどが単なる勘違いです(まれに本当に嫌われてることもありますが)。
 ではなぜそんな風に勘違いしてしまうのか、主に3つの理由から人は自分が嫌われていると結論づけてしまいます。

①自分は嫌われやすい人間だと思っている…自己評価が低い

 もともとの自己評価が低い、自分なんて嫌われて当然だ、という気持ちが心の奥底に眠っていると、普段はそうでもなくても何か自分のとって嫌な出来事があった場合、その原因を自分に関連付けてしまい、自分の責任であると思ってしまいます。
 原因がはっきりしない事については、「こうなったのは自分のせい」と決めつけるクセがついてしまっているので、挨拶してくれなかったのは自分に原因がある→自分は嫌われたから挨拶してくれなかった、と結論しがちです。

②一部の事実だけをフォーカスしすぎ…選択的抽出による誤解

 「挨拶したけど無視された」というのは自分にとって結構ショッキングな出来事です。ショッキングな出来事は記憶に残ります。逆にそうでもない出来事はそんなに記憶に残らないものです。
 「毎日挨拶してくれるのに今日はしてくれなかった」この事実を受け止めるときに、”毎日挨拶してくれる=嫌われていない事実”ついては考慮せず、"挨拶してくれなかった=嫌われている事実"だけで判断して、自分が嫌わていると思ってしまいがちです。
 たまたま相手がこちらに気づかなかっただけかもしれないし、相手が忙しくて挨拶する余裕がなかっただけかもしれません。でもそういった事実は気付かずに「挨拶されなかった」ということだけが心に残ってしまいます。

③相手の心を間違って読み取る…読心術推論の誤り

 デートをした相手にLINEで「今日は楽しかったね」と送ってみたところ、既読スルーされた。
 普段は既読スルーなんて気にしないけど、相手の気持ちが知りたい、相手の返事を楽しみにしている時って、何度もスマホを見返して返信着ていないか気になって仕方ないです。
 そしてすぐ返信してくれないってことは、自分とは気持ちのテンションが違うのかな?→楽しくなかったかな→嫌われることしちゃったかな?
 と何の根拠もないのに、既読スルーされたという事実だけでどんどん妄想が膨らんでしまって、勝手に相手の気持ちを推し量ります。
 現実としては”既読スルーしている”という事実があるだけで、その他のことは分かりません。分からない部分は妄想で埋めて結論を導き出そうとします。
 ここでポジティブな人は、「自分に対する返信の内容を考えているのかな」とか「何かいま手が忙しくて見るだけで返信までは出来ない状態なんだろな」とか良い方向へ推論していくのですが、自己評価が低い人は原因が自分にあると捉えがちなので、「自分が何かやってしまって嫌われたから返信が来ない」と推論しがちです。

 本当に嫌わているかどうか確かめるには

1.直接相手に聞いてみる…これが一番てっとり早いです。
「私なにか気に障ることしましたか」と相手に聞いちゃえば答えはすぐわかります。だいたいは「そんなことないよ」で済みますし、本当に何かしてしまっていたら素直に謝るなり改善すればいいだけなので。
 ただ直接聞くというのはなかなか勇気のいること、それが出来るような人なら「嫌われたかも?」なんて悩まないでしょうし。

2.客観的事実だけを確認する…現実的なのはこちらですね。
 嫌われたと思う根拠(事実)を紙に書いてみる、そして同時に嫌われていないと思う根拠(事実)も紙に書いてみる。
 紙に書くとこで、その事実について客観的に見ることができます。そして 単なる勘違いの場合、嫌われたと思う事実よりも嫌われていないと思う事実のほうが多く出てきます。
 逆に嫌われた事実のほうが多かったり強かったりした場合は、本当にそうなのかも知れません。そのときは覚悟を決めて1.直接相手に聞いてみる、ということをしてみましょう。


 以上、嫌われたかも?と思っても、客観的に見てみるとそうでもないことに気づくことがあります。
 カウンセリングやタロット占いは、この客観的視点に立つことができるツールですので、迷ったときは参考にしてみてください。
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