結婚を祝福してはいけないのか?

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かなり前のことですが、東京都議会の超党派でつくる「男女共同参画社会推進議員連盟」の会長を務める野島善司都議が、「結婚したらどうだ、というのは僕だって言う。平場では」との発言を責められ、不適切だったと謝罪したそうです。

しかし、一般社会では「結婚したらどうだ」くらい言う人はそれこそ山ほどいるでしょう。

「結婚したくてもさまざまな事情で結婚できない人、結婚をあえて選択しない人も多いなかで、結婚が当然であるかのようにいう『まだ結婚しないの』などの心無い言葉によって、どれほど多くの女性と男性が傷つけられているか。けっして許されない発言です」との意見もあります。

では聞きたいのですが、皆さんは結婚した人を祝福しませんか

幸せをつかんだとの表現も良く聞きます。

結婚が幸せに繋がることは一般的な認識と考えて良いんじゃないかな(本当は結婚が即幸せに結びつくかは疑問なのですが、それは置くとして)。

だとすると、「結婚したらどうだ」は「幸せになってください」と言っているだけで、何の問題もないことになります。

それに「結婚できない人」や「結婚をあえて選択しない人」にそんなに気を使わなければいけないのなら、「結婚する」や「結婚している」は口にしてはいけないことになります。

当然、エンゲージリングや結婚指輪を誇示するなんてもってのほか。

有名人も結婚発表なんてしたら、みんなで責めないといけない。

また、どの宗教でも結婚を祝福すると思いますが、これも止めさせないと。

そして、カトリックでは、独身は不完全な状態であり、結婚して初めて一人前になるとの考えがありますから、代表者であるローマ法王を糾弾すべきでしょうね。

この意見が、極論であることはわかっていますが、こうした「セクハラ発言」に対する攻撃も同じようなものでしょう。

「結婚したらどうだ・・・」と並んでセクハラ発言として攻撃される言葉は「子供をつくれ・・・」でしょう。

「子供をつくりたくてつくれない人、あえてつくらない人も多い云々」といった「結婚したらどうだ・・・」に対するものと同じように批判されます。

しかし、これも同じで、普通は女性が妊娠したら祝福しますよね。

職場でお祝いもするでしょう。

つくれない人、つくらない人に配慮するのなら、こんなことは止めるべきではないですか。

先程の繰り返しのようで申し訳ないですが、どの宗教でも子供をつくることを祝福します。

カトリックでは、出産を目的としない性行為を絶対的に禁止しているわけではないようですが、中絶や同性愛を罪悪視しています。

子供を持つことを称賛していることは間違いありません。

また、人間を生物として見れば、生物の目的は自身の生命の維持と子孫を残すことですから、子供を作ることは種としての本能とも言えます。

もちろん、人間は他の動物とは違い、知性があり、本能から外れた行動を取ることも多いですが、基本的には本能に従うと考えて良いでしょう。

さらに言うと、国民として、少子化に苦しむ日本の未来に貢献すべきとの考え方もあります。

であるのなら、子供を作れと言うのはそれほど攻撃されるべき発言とは言えないのではないでしょうか。

では。


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