善意の強制-赤い羽根募金の闇

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相変わらずネットでColabo問題が取り沙汰されているさなか、今度は「赤い羽根募金」(赤い羽根の中央共同募金会)との関係まで明るみに出されました。

なんでも赤い羽根の中央共同募金会から3年間で2680万円もColaboに渡っているんですね。

これに非難が集中し、「赤い羽根募金」は急遽声明を出し、言い訳に努めました。

これだけでもかなり見苦しいのですが、今度は、あるNPO(Colaboとは別)への助成金について批判が集まったのです。

すると「赤い羽根募金」はホームページで公表している数字を改竄するというとんでもない悪手をやらかしました。

簡単に説明します。

対象となったNPOは、BONDプロジェクトで、「10代20代の生きづらさを抱える女の子のための女性による支援を行っている」としています。

助成額は847万円。

その名目は「化粧品の配布」で「総利用者数は20人」

つまり、1人あたりに40万円の化粧品を配布したということです。

誰が考えてもこれはおかしい。

そういう非難が殺到したために、急遽改竄したというわけです。

しかし、そんなのに騙される人がいますか。

「赤い羽根募金」なんてもう信用できない、二度と募金なんかしないとの発言が多数寄せられる結果に。

そうなんですよね。

もともと「赤い羽根募金」には多くの批判があります。

学校ではクラス全員に1人50円、町内会では1家庭あたり500円、会社でも1人あたり500円といった形で強制的に募金を徴収する。

小学生等の子供を刈り出し、募金箱を持たせて募金を集めさせる。

運営側は慈善の美名の下には大抵のごり押しは許されると思っているようですが、善意と強制はまったくそぐわないのではないでしょうか。

そういえば、「赤い羽根募金」には昔から、募金の使途等について疑問の声が多数上げられていました。

たとえば、数百万から数千万単位での担当職員による横領事件が全国各地で起こっています。

加えて上に書いたような不自然な助成まで行い、それを隠蔽しようとしているわけですから、世間の目が厳しくなるのは当たり前でしょう。

ただし、今回のことから徹底的な解明が行われそうな雰囲気はあるのですが、赤い羽根募金となるとcolaboなんか比ではないほどの大きなお金が動いている上に、関係機関も多いため、無理かも知れません。

政府機関の天下り先にもなっていますからね。

少し話はずれますが、colaboの問題をきっかけに他のNPOにも疑いの目が向けられるようになっています。

実は、NPOの多くが政治家のマネーロンダリングの道具になっていて、本当に必要な団体は10%程度といわれているため、それは結構なことなんですが、この問題に本気でメスを入れようとすると、やはり関係政治家等からの圧力でつぶされてしまう恐れがあります。

そうなると私たちにできることは、不自然な赤い羽根募金擁護をする政治家を覚えておくくらいでしょう。

あとは、もう赤い羽根共同募金には一銭も募金しないことぐらいかな。

では

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