うちの子供を叱るな-ある企業家の教育方針

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飲食店の求人サイト「Cookbiz」を運営するクックビズ㈱の薮ノ賢次社長が、「企業家あるある」として、以下のようなツィートを発信し、大炎上したそうです。

「先週末三男(5歳)と電車に乗ったら、自由にさせすぎたのか隣りのお爺様に『人に迷惑をかけるな、躾をしろ』とめちゃくちゃ怒られる…

私は反論して、『子どもは泣いたり騒いだりするのが仕事。うちの家では過度には周りに迷惑をかけるなとは躾けていない。子どもの探求心を伸ばしたいから、見ず知らずのあなたの価値観を我々に押し付けないで欲しい』と伝えました。

当然お爺様は憤慨してましたが、三男を後で『傷ついた?お父さんが守ってあげるよ』っと言ったら『全く!!』とあっけらかんとしていました。さすがうちの子」(引用終了)

ううむ、炎上して当たり前としかいいようがないですね。

しかし、「企業家あるある」って他の社長さんたちもこんな考え方をしているんでしょうか。

彼の意見の擁護者がほとんどいないところを見るとそうでもないようですが。

ところで、「過度には周りに迷惑をかけるなとは躾けていない」とのことですが、電車で大騒ぎして周りの乗客に迷惑をかけることは過度ではないのかな。

まあ、基準は人それぞれですから。

というか、彼はもともと人に注意されることが我慢できない人なのでしょう。

そして、子供を自己同一化していて、子供への叱責も許せない。

そういえば、騒いだ子供は三男だそうですから少なくとも上に2人男の子がいることになります。

彼らも同じような教育をされているとしたら(その可能性が高い)、皆ろくでもない子供に育っているでしょう。

また、「お父さんが守ってあげる」とのことですが、こういう親が学校ではモンスターペアレントになります。

そして子供が不祥事を起こしても盲目的に擁護するわけです。

なんだか大物女優の三田○子さんを思い出します。

彼女の息子は、未成年のころから事件を度々起こし、成人してからも立ち直ることがないようです。

三田○子さんはそれでも常に息子をかばい、過度な経済的援助を続けたわけですが、おそらく同じような教育を施したのでしょう。

当然ながら薮ノ社長を擁護するツイートはほとんどなかったそうです。

そして、彼のツイートを問題視した会社側は、緊急対策本部を設置し、IR(投資家)レポートで「不快な思いをさせてしまいましたこと、心からお詫び申し上げます」謝罪し、薮ノ社長も責任を感じて役員報酬の一部返上を申し出ています。

それはそうでしょう。

会社のイメージに大変なダメージを与えたわけですから。

彼は雇われ社長で、取締役会の意向に「俺にあんたらの価値観を押しつけるな」と突っぱねることができなかったのでしょう。

とはいえ、薮ノ社長の謝罪は表面的なものだと思います。

取締役会から責められて嫌々謝っただけで、彼の傲慢な性格が簡単に直るとは考えられませんから。

しかし、最近、彼のような親が増えているみたいですね。

しょっちゅう世間を騒がすゆたぼん父もその一人です。

彼らは自分の子供が他人から叱られることがとにかく我慢できません。

そして、上にも書いたようにモンスターペアレントになり、学校の先生にまでクレームをつけます。

しかし、そんな風に育てられた子供がどんな大人に成長するか本気で考えたことがないのでしょうか。

周りの迷惑を考えずに自分勝手なことばかりしていると学校では浮くでしょうし、下手をするといじめられる可能性もあります。

さらに大人になってもまともに就職もできないでしょう。

上述の女優のように一生経済的支援をしなければならなくなるかも知れません。

最後に書いておくと、公共の場所でのエチケットなどといったことは社会の最低限の常識ですが、そんなこともわからない人間でも社長になれるんですね。

クックビズ㈱の先行きが思いやられます。

というか、どうして社長なんかにしたんだろう。

では
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