日本人の結婚観

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少し前のことですが、ある新聞に「結婚がすべてじゃない」の大見出しと共に、「結婚観」についての世論調査の結果が掲載されていました。

なかなか興味深いのでご紹介したいと思います。

大体の傾向としては、「女性は結婚しなくても充分に幸せな人生を送ることができる」や「男性は結婚し家庭を持って初めて一人前とは思わない」との意見が主流のようです。

「未婚の母を容認にするか」については容認意見が6割を超え、「好ましくない」が前回の調査に比べて12%減少しています。

世代別では若年層ほど容認意見が多いんですが、これは当たり前でしょう。

ただし各世代とも前回調査より容認意見が増加しています。

「人は結婚した方が良いと思うか」との設問に対しては「結婚した方が良い」が54%を占め「必ずしも結婚する必要がない」も45%です。

若年層ほど否定的意見が多いようですね。

「もはや結婚は選択肢のひとつ」でしかなくなったということでしょうか。

結婚していない男女が増えているのは、「それなりに快適な独身生活を捨てて結婚に踏み切るには、よほど<結婚の魅力>と<決断力>が必要とされる時代になったから」と分析されています。

「離婚も人生経験のうちのひとつでマイナスにはならない」の設問では「そう思う」が47%、「そう思わない」が48%で評価が割れました。

離婚は当たり前になったような気がしますが、まだまだマイナスになると考える人が多いんですね。

「結婚式は挙げるほうがよいか」については賛成が36%にとどまり、「挙げなくてもかまわない」が63%となっています。

これは面白いですね。

日本女性は結婚式に対する憧れが強く、華麗な式を望む人が多いと思っていました。

「挙げなくてもかまわない」は都市部にくらべて町村部では10ポイント近く少なかったのは当然でしょう。

地方に行くといまだに本人の意志だけではなくて、両親、親戚の意向も考えなければいけないようですから。

別の結婚の種類に関するアンケートでは、戦前は約7割が見合い結婚でしたが、今では88.6%が恋愛結婚との結果が出ています。

しかし、実際には合コンなんかは私に言わせれば集団見合いみたいなものだと思います。

友人の紹介も似たようなものでしょう。

昔みたいな間に立つ人がいて、ホテルなんかで会うような正式な見合いは減ったのでしょうね。

ただ、最近は見合い結婚でもそう言いたがらない女性が多いと聞いたことがあります。

恋愛じゃないと恥ずかしいようです。

付き合うきっかけについては、職場恋愛が最も多いんですが、街中や旅先で知り合った人も5.6%ほどいます。

まあ、そうでしょう。

他に異性と知りあう機会なんかほとんどないですから。

また未婚者の男性87%、女性88%は「いずれ結婚するつもり」と答えています。

そして、男性5.4%、女性5.0%が「一生結婚するつもりはない」とのことです。

結婚に意義を認めていないのでしょうか。

ひょっとしたら諦めているのかも知れませんが。

また、異性の友人すらいない未婚男性は52.8%、女性は40.3%になっています。

そして、結婚と幸せについての質問について尋ねられた未婚女性の73%が「結婚しなくても幸せ」と回答しています。

結婚相手の条件としては男女とも「性格・人柄・フィーリング」がトップになっています。

男性では次が結婚、家庭観や価値観の一致、そして容姿・外見です。

女性では2位が健康、そして仕事の能力ですね。

しかし、この結果にはちょっと疑問があります。

奇麗事というか。

実際には男性が女性に求める条件としては容姿が重要な位置を占めるはずです。

そして、女性が男性に求めるのは経済力や将来性、職業じゃないかな。

これが私の実感です。

では
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