ある雑学系の本を読んでいたら面白いことが書いてあったので、紹介したいと思います。
世界でもっとも美しい少女の話です。
ある時、スイスのローザンヌ(なかなかいいところです)で、「世界でもっとも美しい少女の条件」について、世界各国から集まった留学生にアンケートを取ったんですね。
すると以下のような結果が出ました。
イギリス人の肌、フランス人の曲線美
スペイン人の歩き方、イタリア人の髪
エジプト人の瞳、ギリシャ人の鼻
アメリカ人の歯、オーストラリア人の声
日本人の微笑、アルゼンチン人の肩
タイ人の首、スイス人の手
中国人の手を持っていること
以上が肉体面ですね。
そして、フランス人のように料理がうまく、
ドイツ人のように家事を切り回し、
アメリカ人のようにおしゃれで、
日本人のように従順なんて条件も上げられています。
なんだかアンケートに参加した人たちの国籍が想像できる結果ですし、どうも男性が勝手に抱いているイメージを反映しているだけのような気もします。
それに「少女」というのが、ロリータ趣味というか、おたくっぽくて嫌ですね。
成熟した女性こそ本当の美しさを備えていることを知らないのでしょうか。
しかし、この世界でもっとも美しい少女の条件は、男性の妄想の単なる寄せ集めでしかないでしょう。
現実にどんな女性なのか想像しにくいです。
大体、良いとこ取りをしてミックスしたところで、本当の美人が生まれるかは保証の限りではありません。
確かに、混血の人に大変な美人やハンサムがいますが、なんだかニュートラルというか、はっきりしない顔の人も結構いますからね。
それから、明らかな西欧への偏りが見られます。
美の基準は地域や国によって違います。
テレビなんかでも時々やっていますが、アメリカの美人女優の写真を見せても、イヌイットやアフリカの男性たちは評価しません。
また、アラブ諸国では太めの女性が好まれるなんて事実もあります。
結構昔から、国際的な美人コンテストが沢山あって、そのためかかなり美の基準が画一化されつつありますが、それでも地域によってかなりの差があります。
まあ、美人コンテストにはかなりはっきりとした傾向がありますからね。
近頃は日本人女性が世界的ミスコンテストで優勝や入賞しますが、彼女たちに対する日本人の反応はそれほどよくないようです。
どうも一般の日本人が考える美人とは違うんですね。
もちろん美人コンテストは一種の祭りで、上位に入らないからといって別になんの問題もありません。
そして、その国では大変な美人とされている女性は、そうした美人コンテストには初めから出場しないのでしょう。
では。