家を建てた後にかかる費用②

記事
ライフスタイル
こんにちは!

群馬県北群馬郡吉岡町の設計事務所「マイホームプラン設計室」の神場です。

当事務所は2022年7月に開業いたしました。

私は日々お客様に設計提案をしている一級建築士です。

今回の記事は前回記事の続きとなります。

前回の記事はコチラ

●災害から家を守る「火災保険」

建物を所有する場合は、基本的に火災保険に加入することとなります。

特に住宅ローンを利用する場合は、ローンの返済期間中は必ず「火災保険」に加入していることが求められます。

火災保険料の支払い方法は「年払い」もしくは「5年一括払い」となりますので、定期的に費用が掛かってきます。

そのため少しでも保険料を安くできる工夫が大事です!

「火災保険料が約半額に!省令準耐火構造」

一般的な木造住宅(H構造)に対して、「省令準耐火構造・T構造」とすることで火災保険料を割安に、保険の書類によっては半額近くになることもございます。

省令準耐火構造は、火災保険が安くなるメリットばかりが注目されがちですが、そうでない住宅と比較すると、耐火性能に優れ、火災時の「延焼防止」だけでなく、隣家からのもらい火を受けないようにする「類焼防止」にも有効となります。

住宅会社によっては標準仕様としているメーカーもございますので、是非ご検討くださいませ。

「地震保険料も約半額!耐震等級3」

先日も東北で大きい地震が発生しました。

災害時に建物が損傷した場合、修繕費用等を保険から捻出する場合には「地震保険」の加入を検討する必要がございます。

地震保険は、単独では契約することができず、火災保険にセットして検討する必要がございます。

この地震保険料を少しでも安くする方法は、、、

建物の耐震性能を示す「耐震等級」の「最高等級3」を証明する書類を取得することです。

「耐震等級3」を証明できる場合は、一般的に地震保険が約半額になります。

しかしこちらは住宅会社が「耐震等級3」の仕様を持っていないと採用できない方法です。

さらに「耐震等級3」の仕様を住宅会社が提案していても、多くの会社は証明書の発行までは行っておりませんので、証明書発行に別途費用が掛かることが多いです。

ちなみに私が以前勤めていた工務店及び現在勤めているハウスメーカーともに「耐震等級3相当」のご提案で、証明書の発行は標準仕様ではしていません。

証明書の発行をしていない場合は「相当」と表示することが多いと考えます。

証明書発行費用は一般的に20万円前後ではと考えます。

さらに地震保険は建設地によって保険料が異なります。

私が仕事をしている「群馬県」は地震保険料が非常に安い(お隣埼玉県の約半額)ので、20万円かけて耐震等級3の証明書を取得し地震保険料を割り引きしても、元が取れないことがございます。

ご自身の建設エリア及び地震保険料額に応じてお得かどうかご検討いただければと考えます。

以上となります。

次回は最終になります。
引き続きよろしくお願いいたします。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す