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【 小惑星「リュウグウ」から量子生命の世界へ、 未来への視点、着眼大局着手小局 】

探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」で採取したサンプルを分析したところ、生命に関係が深いアミノ酸が20種類以上検出されたという。生命の起源と宇宙との関係を専門にしている横浜国立大学の小林憲正名誉教授は「画期的な成果だ」と指摘している。はやぶさ2のカプセルが豪州に帰還した2020年12月ころには、生命の痕跡が見つかる可能性が指摘されていたので、その仮説が立証されたような形になった。地球に生命が誕生したときの仮説は、大きく2つあり、地球の太古の大気中でアミノ酸が作られたという説に対して、宇宙から隕石としてやってきたと考える説があったが、宇宙から隕石としてやってきた、との説は昔からあり、なるほどと思わせるものがある。
個人的なことで恐縮だが、昔、担当者レベルの打ち合わせを経て、日本の上場企業の技術トップと、韓国財閥企業の技術トップを横浜の、とある中華の店で、引き合わせ、技術提携の案件を締結させたことがある。そのトップ同士の名前をつなぐと「リュウグウ」、龍宮城になったので、不思議な取り合わせだと感じたことがある。名は体をあらわすと東洋哲学の安岡正篤先生は述べていたが、やはり何かご縁というのは言葉の持つ波動にも関係してくるような気がする。安岡正篤先生の弟子、伊藤肇氏が書いた「人間的魅力の研究」に出ていた大本営参謀だった、Sさんに取材を申し込んだことがあったが、実現できなかった。しかし、「貴君の活躍を祈る」、とはがきをいただいたことがある。現在の日韓関係も厳しいものがあるが、中曽根新首相が誕生したとき、一番はじめに手がけた外交が日韓友好だった。その縁の下で動いたのが、Sさんだった。その後、大学時代の九州出身の親友と話したところ、その友人は韓国の大学も出ており、韓国語に精通していたので、当時の日韓首脳の通訳を務めていたという。驚いた。ちなみに、その友人の魚屋さんの実家に行ったことがあるが、関東人の私には、九州弁の会話がまったく分からなかった(笑い)。
さて、探査機「はやぶさ2」から始まった宇宙的な話題に戻りたい。探査機「はやぶさ」の活躍を支えた技術のひとつとして、搭載されたエンジン「プラズマ・イオンエンジン」がある。これに象徴されるように、日本のプラズマ技術は世界のトップクラスである。このプラズマ技術について、未来ビジネスの調査研究を行っているが、このテーマに深く関係してくるのが物質の究極である素粒子の世界、量子である。量子という言葉は身近な生活にはなじみがないとも言えるが、政府は重要戦略として量子技術を取り上げており、2030年には国内で量子技術を1千万人が利用し、生産額を50兆円規模にすることを目指している。4月29日の日経新聞社説では、量子技術で存在感示す戦略を、と記事掲載されている。
私は、大手メディアがさほど取り上げてない段階で、比較的早く、量子コンピュータ、宇宙ビジネス、空飛ぶクルマなどを手掛けてきたが、無限なる勇気がないとなかなかできない。しかし、この宇宙は科学的に見て、99.99%がプラズマであるということに、想いをめぐらすと、エネルギー(プラズマ?) (^0^) が湧いてくる。未来への視点、着眼大局着手小局こそ私の課題でもある。
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