少龍の本棚 No.3 アキラとあきら

記事
小説
辻村深月さんの作品が続いたので、別の作者さんのものを。「半沢直樹」や下町ロケットでお馴染みの池井戸潤さんの「アキラとあきら」
大手海運会社の御曹司の階堂彬と小さな町工場の息子である山崎瑛。境遇も育ち方も違う二人が、産業中央銀行に同時に入り、様々な壁や課題にぶち当たりながら、共に成長していくバンカーものの小説だ。
池井戸潤さんの作品は、私はこの作品が初めてだが、もうぶち当たる壁が大きすぎて、本当に主人公達は乗り越えられるのか?どうするの?と何度も読んでて思った。しかし、主人公の二人は、誠実に顧客や問題と向き合いながらその壁を乗り超えた。
この作品を通じて、商売とは人と人との関係、信頼が要だなと感じた。

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