【A】というサービスのLPを制作しているとします。
クライアント様に話を聞くと
「こことこことここ、伝えたいから全部太い赤字で!」
「ここも大事だから目立たせて、その下も目立たせて!」
「【B】というサービスもやってるから紹介したい!」
自分のサービスを伝えたい!
熱が入るのは、とっても良いこと!
ただ、大前提として
ユーザーはLPを読まない。
ということを念頭に置かなければなりません。
そんな読まないユーザーに
「読ませる」のがデザイナーの仕事です。
1,目立たせれば読まれるは間違い?
「あれもこれも大事!全部赤字で!」
「ここは黄色のアンダーライン!」
そうするとLP内の文章は赤だの黄色だの
どんどんカラフルに、、、、
色が散在すると目線をどこに持っていくのかユーザーが迷います。
そしてどんどんチープな印象がつき、
赤×黄色×黒(テキスト)の3色が混在することで
「危険カラー」の出来上がり。
一気に怪しさ満載のLPになります。
デザイナーは読ませるために
適宜イラスト化したり、本当に本当に大事な部分にしか
赤字・太字を使いません。
赤字やアンダーラインでたくさん目立たせれば読まれる!は、
素人の考えです。
2,あっちもこっちも目立たせて!
目立たせたい箇所がたくさんあるのはとても理解できます。
あなたからすると、すべて大事な情報。
ですが、ユーザーが行動(お申し込みや購入)する時は
必ず「心(感情)」で決めて「理性」で正当化します。
お申し込みや購入に至らない理由は
①説明不足
②説明がわかりづらい
③LPが見にくい
からです。
あっちもこっちも目立たせると
本当に目立たせるべき情報が埋もれてユーザーに伝わりません。
また、目立たせたいばかりに、たくさん色を使えばいい!というのも素人の考えです。
ユーザーに本当に伝えるべき情報とは?
値段?特典?権威性?
ユーザーが何を知りたいのかを精査する必要があります。
そしてそれをデザインでユーザーに伝えるのが
私たちデザイナーのお仕事です。
3、他のサービスも伝えたい!
たくさん事業をされていると、他のサービスも紹介したくなりますよね。
【A】の商品のLPを制作するのであれば、
【A】に特化したものを制作してください。
【A】のLPに、【B】も!【C】も!【SNSアカウント】も!とたくさん盛り込みすぎて、別サービスへ誘導するボタンなんかを設置するのは非常に最悪です。
情報量が多くなると必然的に長ーーーーーいLPになり、
ユーザーは読み疲れて離脱。
遷移先のボタンが多くなると、遷移先からユーザーが本流のLPに戻ってくることはありません。
LPは、その商品に特化したものにしてください。
別サービスを紹介したいなら新たにLPを作った方が
各々のお申込みや購入率が上がります。
せっかくお金を払ってLPを制作するならば、効果的なLPを制作しましょう。
サービスのLPでは文章が命!
物販のLPでは写真が命!
プロのライターさんに文章をお願いしたり、
プロのカメラマンさんに物撮りをお願いすることで
一気に魅力的なLPができます。
この必要経費をケチってはいけません。
無駄な広告費を払いたくないならば、初期投資は必要です。