【用語集】資産運用でよく使われる用語を簡単に解説いたします

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この記事では株式投資や投資信託で資産運用をするにあたって、最低限理解しておきたい用語について解説します。

「言葉は知っているけど内容までは知らない」なんて用語もあるかと思いますので、ぜひご覧ください。

株式

株式とは「出資証明」です。企業が投資家から資金を出してもらう際、出資してもらっていることを証明するのが株式になります。

株式には銀行からの借入金や債権などと違って返済義務がありません。その代わり株式配当などで還元したり、企業が成長することでの株価上昇などで、出資者の株主が利益を受けれるような仕組みになっています。

また、株式会社は株主の物です。株式を購入するという事は、その会社の一部を所有するという事でもあります。

債権(さいけん)

債権とは返済義務のある有価証券です。種類は国が発行する「国債」、地方が発行する「地方債」や企業が発行する「社債」などがあります。

購入者は発行元から利息を受け取ることが出来ます。
株式との違いは企業が利益を出せなくても、返済能力さえあれば投資する上で問題ないことです。

株価

株価は字の通り現在の株式の価格なんですが、株価だけではその「企業の価格」は分かりません。

例えば株価が「1,000円の企業A」と「2,000円の企業B」があった場合、単純に株価だけを見て「企業Bの方が高い」と言う人がいます。
確かに「株式を購入する金額」といった意味では正しいですが、「企業の価格(時価総額)」としては間違いになります。

企業価値(時価総額)の計算は以下になります。
企業価値(時価総額) = 株価 × 発行済み株式総数
企業価値(時価総額)が「キャベツ1玉」で、株価が「千切りキャベツのパック」です。「千切りキャベツのパック」を見るだけでは「キャベツ1玉」がどのくらいの大きさか分かりませんよね。

企業も同じで株価だけを見ても企業全体の大きさは分かりません。
また時価総額というのは「その企業を丸ごと買う(買収)価格」といった意味でもあります。

投資信託

投資信託とは、投資信託会社(ファンド)が投資家からお金を集め「株式」や「債権」などに投資をし、その収益を投資家に分配するという仕組みの物です。

投資家としてのメリットは少ない資金で分散投資ができるという事です。

イメージとして野菜を思い浮かべて下さい。
株式投資はキャベツやニンジンなど1つ1つの野菜を選ぶのに対して、投資信託は複数の野菜が入った野菜炒めパックです。

野菜炒めを作る際、キャベツやニンジンなどを丸々1個づつ買うよりも、野菜炒めパックを買って作る方が少ない金額で作れますよね。

株式投資も個人が複数の会社の株を分散して購入する場合、かなりの金額になってしまいますが、投資信託の場合は少ない金額で済みます。

ポートフォリオ

ポートフォリオをとは資産の配分状況を意味します。
例えば「現金25%」「株式25%」「投資信託25%」「債権25%」といった感じにどういった割合で資産を築いているかを、業界用語でカッコ良く言っているだけです。

指値注文・成行注文

株式市場などでは「買いたい人」と「売りたい人」が双方いて、「買いたい金額」と「売りたい金額」が一致して初めて取引が成立します。

まずは指値注文の意味から見ていきましょう。
取引が成立する場合
 買いたい人・・・1,000円以下なら買います
 売りたい人・・・1,000円以上なら売ります
この場合は1,000円での売買取引が成立します。
取引が成立しない場合
 買い注文1,000円(1,000円以下で買いたい)
 売り注文1,100円(1,100円以上で売りたい)
この場合は取引が成立しません。
こういう注文の仕方が指値注文です。
注文できる価格は時価(現在取引されている価格の平均値)から一定の範囲内(値幅制限値内)の価格でしか注文できません。
値幅制限値とは1株当たり時価1,000円の場合700円~1,300円といった感じです。

いっぽう成行注文とは「いくらでもいいから」買いたい売りたいといった注文方法です。
成行注文は価格を決めない代わりに指値注文よりも優先して取引されます。
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