コラム:ホロスコープを読めるようになるには?考え方

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コラム
今回は、ホロスコープに登場する
サイン(星座)・天体(惑星)
・アスペクト(角度)・ハウス(室)を読む心得です。

占星術でも占星術が好きな方も
読んでみてくださいね。

ホロスコープの意味を知ると、
なんとなく自分の縮図なのだと理解し始めます。

自分を知ると楽しい、それが、ホロスコープです。
そして、次の段階へと
ステップアップしていく時

サイン、天体、アスペクト、ハウス・・
等の分類があること、そして、
それぞれの持つ情報について、
知っておく必要があるのかなと
思い始めます。

覚えることが色々あるなあ
とわかってくると・・

学ぼうとしたり
しっかりと理解しようと頑張ります。

そこで、複雑な構造だなあと感じる
ことがあるかもしれません。

そこで、詰め込み型の
学びをしていくと・・やがて・・

ホロスコープ・ジプシーになるかもしれません。

占星術は大別すると現代(西洋)と
古典がありますが、その中に様々な流派が存在します。
ですが・・・
ホロスコープにはさまざまな要素がある
ということは共通しています。

そこで、思うことがあります。
用語やその意味の全てを丸暗記しても
正直無駄です。ということです。

なぜ無駄か?大きく3つ理由があります。

そもそも、多くの情報を一度に丸暗記するのは
大変な作業。です。

次に、暗記できなくはないのですが、
使わなければ、すぐに忘れる。からです。

そして、覚えたことに満足してしまうと
時々で、Why? どうしてなの?が発生しても
応用が効かなくなってしまう。可能性があるからです。

理屈(理論)で頭に
押し込もうとしてもできない。
という点に気づいているか?いないか
によって

後に差が出てくるのかなと思います。


そもそも、占星術は学問ではないのですね。

そこで、学校で勉強した通りに
覚えようとすれば、もしかしたら、
逆に難しくなってしまうかもしれません。

学校で勉強したことは
(一応)学問です。

そこで、頭の中で整理しておきたいこと
について考えてみましょう。

学問とは理論が根本です。

そして、学術(学びの体系の技術)です。

と知っておくことが大切でしょう。ということです。

科学的根拠に基づいた手法により
(仮説定義、検定、実験データ等から)検証します。
実際の証拠として知識を集めます。
それらを体系化すること(手法の連続性)です。
だから、学問には終わりがありません。

学問をとく上で大切なのは、
証明=めにみえる形
そして、科学的手法の連続性によって
体系化がなされているか?
ではないでしょうか。

ということをもとに
占星術を考えてみると

根拠はない、証明はなされていない。
のが、占星術の現状です。

心理学の情報や知識
あるいは、哲学の要素が
入り混じっていますが

占星術自体は、学問ではないと
わかっていただけると思います。

しかし、それが悪いわけではありません。
反対に、良いわけでもないです。

違いがわかったら、次に、学問に
似ている点も、知っておくといいかなと思います。

色々ありますが・・

私たち個人にすぐに役立つ内容かどうか
という点が一番大きいのかなと思います。

たとえば、学問は習得しても
(学校を卒業した後)
おおよそ、生活シーンですぐに
使いこなせたり、役立てられる類ではない
ように思います。

勉強した分、社会で役に立ったり
それが、自分の役に立つまでに至るには
それなりの時間と、その間のプロセスが
かかることが多いです。

もちろん、占星術もそうです。
しかし、学問習得より
もっとずっと早く自分・個人の日常に
活かすことができます。

ホロスコープを学んだ人なら
わかると思います。

この世は目に見えるもの、目に見えないもの
半々でできています。

しかし、目に見えないものを
学問は扱わないか
と言えば、そうでもありません。

たとえば、自然科学という学問には
目にみえない探求が多く存在しています。
一方で、懐疑的意見も多く存在します。

また、占星術の歴史について
人類史や民族文化分類等の中で
学問として研究しているのを見つけます。

(誰かが研究しない限りは
難しいかもしれませんが)
いつの日か、占星術が学問として
体系化されたり、今よりも世に広く
認められる日がくるかもしれません。

ロマンスですね。

ところで、丸暗記がよくないとするのなら
じゃあ、どうすれば、よいのでしょうか?

(このことは、後になって、
応用を学んだ時わかることだと
前置きしておきます。)

丸暗記するにせよ
しないにせよ

考え方として
ホロスコープからサイン・惑星・アスペクト
ハウスを読むには、練習、特に慣れが必要だ。
と最初から心得ておくことです。

そこで、覚えたい内容の本質
つまり、最も核となる部分を
常に探ろうとする心構えです。

そして、得た情報について
すぐ落とし込もうとしないことです。

焦らず、(たとえて、腑に落ちるまで)、じっくりと、
練習を重ねて、少しずつ落とし込むことが望ましい
ように思います。


暗記できた=ホロスコープ読める!大丈夫!自信ついた!ではない。
ということです。

というのも、ホロスコープは、占いに関心がある多くの人が
思っているほど、マニュアル化されているわけではなく

ずばり、曖昧です。

誰が見ても一目瞭然といった
明確な構造があるわけではない。ということです。

もちろん、説得力のある内容は
至るところで見つけられると思います。

私自身、かつて、あああ、こういう考え方のもとに
情報を吸収しているんだなあ
実際に鑑定で活かしているんだなあと
感心させられる占星術師に出会うことがありました。

一方で、どんな占星術との出会いにおいても
共通して言えることがありました。

それは、どれも、体系化されているようで
案外とされていない。ということです。 

その大きな理由として、個性にかかわるから。だと思います。
性格、人格、特質など

体系化されてしまったら
その人の何かを限定してしまいかねません。

となれば、自然と情報が多くなるのも仕方ありません。

また、人の性格は
優劣、白黒等の二極で決めるものではなく
それを分類することもできません。

(時々、竹を割ったような、という
例えが似合う、まっすぐな人もいるかも
しれませんが)だいたい、白黒だけではなく
グレーゾンといった未知なる(無意識)部分があり、
それらが、生活の中でも知らず知らずの間に出ていたりします。

周りは知っているのに、本人は無自覚、
あまり気にしていなかった
という部分がそうだったりします。

また、周りの影響の状態により
その人の中の一つの性格が表に現れる
確率が変化することも考えられます。

そこで、占星術の情報の中で
年齢周期やアスペクト等を
同時にみていくことが
大切になるのでしょうね。

そういった点で
より多くの情報や知識があれば
可能性を探る手がかりになります。

ただし、吸収した情報を知識に
変えられるかどうかはまた別です。


これは、占星術鑑定の時の私のお話です。

お母さんが娘さんの将来や
特に、結婚について知りたい方が
時々、いらっしゃいます。

その中で、ある母娘鑑定をした時に
こんなことがありました。

依頼者はお母さんでした。
なかなか結婚しないお嬢さんの将来を心配していました。
そして、いつになったら娘に婚期が訪れるのか?知りたい
というご相談でした。

そこで、明確な婚期を知る方法はありますが・・
まずは、というか前身として、
お嬢さんの基盤(本質)を知ることが望ましいです。

同時に、一緒に来談された
お母様のことも可能な限り知ることが望ましいです。

その時、バースチャートをみると
たとえば、異性についての考え方
(思考形態)がホロスコープに現れていたりします。

まずは、バースチャートに現れた
惑星とサインから全体の流れを見ます。

その後に、一つ一つ読みます。

全体を眺めると、(婚期や恋愛系のご相談を
受ける全部が全部ではありませんが)

たとえば、好ましく思う異性の傾向や
(自分の何を補ってくれる相手か?
どういう時期に、どういう環境下で、どういう状況で
求める傾向が高まる)のか等人により
様々な傾向が現れていたりします。
(ただ、私の知る限り確率的には高いようです。)

また、属性と共に、ディセンダントをみると
それがパートナーシップに求めて
それがバースチャートに出る方って
案外いたりします。

それらをお伝えする本質には
大切な心構えとして
喜んでもらう
当たる言い方を心がけているのではなく

お客様自身にて、自分がどういう異性を好むのか
意識して、または、知ってもらう
機会として考えること、その先の
選択肢を提供、提案することです。

それは、自分を知って初めて
自分が求めるものが
ぼんやりとみえてくるからです。

それを形に変えていく次の段階が
婚期(その可能性)を知ることだったりします。


しかし、それ以前に
まず、知る必要があること...それは自分自身です。

ご本人の本質、性格、人格など、個を形成する部分です。

また、人によっては
それが、あなた、みんな、の世界と
どう影響を及ぼしあっているのか
知ることも大切でしょう。

特に、同居の両親の影響
特に、仲が良かったり、反対に不仲だったり
極端である方が受ける質や量も大きい
と思います。

そこで、まずは、婚期に的を絞らずに
お嬢さんの個性に的を絞りつつ
上記の内容を踏まえながらお伝えしていきます。

その中で、たとえばですが、お嬢さんの
小さな1側面(性格)についてお伝えすると


そういえば、そうなのよ〜
というように

お母様が気づいているお嬢さんの一面
(しかしながら、普段の会話で
話題に上がらないこと)


鑑定結果をもとに
お話を進めていく中で

母娘、あらためて
お互いが意識し合う
お互いの側面を知る
といった場面にとてもよく遭遇します。

つまり、箱を開けてみて
わかることは多いんです。
ということです。

そういう状況は
私自身占い師として
お客さまを相手に
学ばせていただいている
段階にいるなあ。とつくづく思います。



そういう状況で
仮に、情報で頭がいっぱいだと
どういうことが起きると思いますか?

たとえば、相手の欲しい答えを伝えようと
必死に頑張る占星術スタイルに
なってしまうかもしれません。

そういう姿勢では、次から次へと
情報を知識として蓄えようとする
傾向が現れやすいでしょう。


たとえば、現代(西洋)占星術
(名前は違うかもしれませんが大半の占星術のこと)
を暗記だけで練習実践を積まないうちから

情報、知識だけを広げようと
たとえば、現代占星術だけでは飽き足らず
古典占星術等の情報が入るってくるなら
間違いなく頭の中で混乱が起きることが想定できます。

ですから、まず、基礎を確立することと
学びの姿勢は心得ておいて損はない
(逆に、大切だろう)と、私は思うのです。

そこで、順番を間違えてはいけません。

それは、最初に書いた通り、情報を知識として
身につけるために、勉強をすると思いますが、
同時に、自分の感覚について無視しないことです。
むしろ、自分について知って、自分の感性を育むことが大切です。

それは、バランスよく情報を吸収しながらも
自分の感性を育むのと同等になるべく

順番に相互を磨く必要性と言えます。

本質とは、一言でいうなら、占星術師の直感(センス)です。
そこが占星術では、大元で発端になるのかなと思うんですね。

情報に本質を求めるのなら
まずは己の本質を知る覚悟が必要です。
そのアクションとして自分を無視しないことです。

そして、その外側に情報、知識のベールを纏うイメージです。

というのは、占星術の世界は、感覚・感性、インスピレーションといった
「思考」以外のものを無視することができない世界だからです。

センスを使っていくたびに
あなたらしくホロスコープが読める
知性が身に付くようになります。

そのためには、使う、練習する、ことが必須です。
生活で使うにはどうすればいいのか?

一言でいうなら、アンテナを張り巡らせてそれを
実験するように楽しむ姿勢です。
占星術を自分のものにするには
学校でしてきたような暗記型の
勉強法だけでは歯がたちません。

次は、今回の内容をもとに
サイン・アスペクト・ハウス を
いつもとほんの少し違うみかた
を解説したいと思います。

最後までブログを読んでくださりありがとうございました。
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