ラディウス・ファイブ様への提言(未来のmimicへ向けて)

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デザイン・イラスト
酔っ払いの戯言と思って聞き流す程度に。
でも、届くと面白いかなぁと思いながら。

誰かの絵の特徴をデータ化し、
学習し、そして出力時にその学習した数値を反映した顔画像を生成できる、
というのが売りだった、mimic(クリエイターのためのAIイラストメーカー)ですが、
すごくもったいない売り方をしちゃったなぁというのが、
個人的な感想です。

画像を生成するために学習させるデータ、
これを敢えて「個性」と謳ってしまったこと。
なによりその「個性」を自由に設定できるように見せかけてしまったこと。
これが、『残念さ』を際立たせてしまった理由だと思う。
法的な解釈は他にも記事を書いている人がいるので、
触れないけど、「stable diffusion」が実行プログラムと、
学習データの配布元を敢えて分けているのかを、
理解していなかったのも敗因の一つかなぁとも思う。
かつての「winny」のように、半端な解釈で利権者が騒いで、
制作者が潰されないことを切に願うかぎりです。

個人的には、同プログラムは、
『初音ミク』方式を最初は目指すべきだった思う。
同音声合成ソフトが、「藤田咲」様の声を誰もが加工し、
謳わせられるようにしたように、
きちんと特定のクリエイターと契約して、
その人の絵柄、描き方を徹底して学習させてもらい、
全ての絵をその人の「描き方」で出力できるように、
制限して販売すべきだったのでは、と思ったりしました。

『絵』を描けない人は、ぶっちゃけ誰かの絵を真似したいわけではなく、
ココナラとかスキマで依頼すると1枚数千円から場合によっては数万円の請求された挙句、イメージと違っていても書き直しに追加料金を取られることを避けたいだけで、『悪意がなければ』誰かの絵をトレースしたいわけではないのだから。
今のボカロのように、いくつか絵柄の選択肢があれば、
気に入った絵師さんの「個性」で描かれた絵で、希望する表情、
性別、年齢、表情、できればポーズで画像が出力できれば、
事は足りると思う。よっぽどの馬鹿でない限り、
それを自筆発言をする人間はいないと思うし、
いたところで同じ絵柄がいっぱいあれば、すぐ判別はつくと思う。
同じ絵柄だけど、その中身で勝負できる土俵を作るべきだったと思う。

そのうえで、利用費をサブスク化して、
技術を提供してくれた人には利用者がいる限り半永久的に利益が生じるような形態をとれば、描いてもいないのに日本中に自分の絵柄が溢れ、
恒常的に収入を得ることができる素晴らしいサービスになったはず。

逆に『絵』を描ける人は、そもそも求めている機能が違うと思う。
顔画像だけ出力されても困るし、下手にカラー画像を出力されても
使いにくい、むしろ『クリエイター』には向いていないサービスなんじゃないかと。
だとしたら、例えばイメージを言葉(プロンプト、パラメータ)で伝えれば、
「ラフ画」を生成してくれたり、「ポーズ」を提案してくれたり、
あるいは「コマ割り」を提言してくれるような方向に、
集合知(AI学習)をさせて、それを生成するようなプログラムの方が、
よっぽどクリエイターの役にたつのではないかと思う。

或いは、メンドクサイ背景画像やモブキャラを、
その人の「個性」を生かして生成、描いてくれたり、
スクリーントーンやカラー塗り方をそのクリエイターの「個性」を学習させ、
出力できるようにしたりとか、、、

キャラクター生成なんて、
一番「絵描きさん」が自動出力して欲しくないポイントを刺激するようなプログラム、もっと言えば
今更NovelAIや、danbooruデータセットで追加学習させることのできる、
Stable Diffusionの真似事をしても、
クリエイターを自称する人は使いにくい、
しいてゆうならお金を払ってまで使わないのではないかとも思う。

「ナニ」を「ドノヨウニ」出力することが正解か、
あるいは金の卵になるのかは、企業でビジネスと行うのだから、
十二分の検討すべきだったのでは、と提言します。








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