作りたい料理が思いつかないと悩んでいる方へ Part2

記事
ライフスタイル
前回のブログで、デザインとレイアウトで大事なことを元に、作りたいレシピを探したり、考えたりする方法をお伝えしましたが、
レシピ通りに作ろうとしても、道具や食材が無かったりするのではないでしょうか?
そこで、今回は
写真は「構図」でよくなる!すぐに上達する厳選のテクニック23 山田 芳文 著

を参考にレシピにアレンジ(変更)をする方法へと応用します。

①引き算で考える
②主役の存在感を考える
③脇役の使い方
④余裕を持たせる
⑤重ねない
⑥足し算の仕方

①引き算で考える
写真は引き算とよく言われるそうです。
テーマを伝えるために、不要物を除くことが必要だからです。
2つの方法によって引き算が行われています。
a. 絶対的引き算 ー> 不要物を入れません
b. 相対的引き算 ー> 不要物の存在感を弱くします
上記の2つは料理でもよく使われている方法です。
aの場合は料理に入れない、食べない、見えなくしたり、感じなくしたりする方法があるかと思います。
bの場合でも見えなくしたり、感じなくしたりする方法がありますが、
肉の筋を切ったり、アクを取ったり、野菜を焼いて甘みを出したり方法もあります。
突き詰めれば、料理とは食べるもののために不要なものを取り除く行為と言えるでしょう。

②主役の存在感を考える
写真を撮る際には主役と空間の使い方が重要になります。
 小さいものは小さく映す
 程よい大きさにすることで安定感を出す
 思い切ってはみ出すことで迫力感を出す
料理でも主役の表現の仕方で食べる人への印象も大きく変えます。
同じ肉を使うにしても、
 ひき肉にして、他の食材に紛れやすくする
 他の食材と同じか少し大きいくらいにして一体感を出す
 ステーキや塊にして迫力感を出す
といった感じで主役をどう扱うのかで料理の印象は大きく変わります。

③脇役の使い方
料理において、脇役の使い方は料理全体を左右させます。
これは写真に脇役を入れるときの注意点でもあり、
主役を引き立たせることが重要です。
主役を明確にしましょう。  何が主役なのかだけでなく、
脇役を使うことで、主役の存在感をどうやって強めるのかや、
主役に足りないのは何か、それをどうやって補完するのかを考える必要があります。
刺身につま(大根の細切り)などがよくついているのは、高さを出しやすくして、白色を合わせることで、刺身を豪華に見せるためや、醤油の塩味や魚の脂肪分などをつまを食べることで刺身や醤油にはないさっぱり感を出すためです。
脇役があってもなくても関係ないものならば、脇役という存在は当の昔になくなっているでしょう。

④余裕を持たせる
写真において、空間の使い方によっては伝わることも変わってきます。
また、画面いっぱいに主役を撮ってしまうと見る人によっては窮屈に感じ、
良い印象は与えられなくなってしまいます。
料理でも、写真の空間のように食べる人に余裕を与えることが重要です。
刺身につまがあり、肉に野菜があるように、脂っこさを消したり、違う食感や味を与えることが必要です。
人は慣れる生き物です。
いくら好きなものでも、それ以外のものがなければ、好きなものがわからなくなってしまいます。
変化をつけてあげることも考えましょう。

⑤重ねない
写真を撮る際に注意すべきこととして、ちゃんと写したいものを重ねないことです。
①で紹介した相対的引き算の考えに基づいたことです。
つまり、料理でも同じことに注意する必要があります。
例えば、鯖の味噌煮と納豆を献立として合わせた場合、どちらも印象の強い味で、互いの風味を殺してします可能性があります。
ご飯に合わせる料理としては互いに問題はないかもしれませんが、
ひと工夫を加えてあげることで、互いの印象が重なるのを防ぐこともできます。
納豆をほうれん草などの野菜と組み合わせることで苦味や野菜の風味が加わり、印象をずらすことができます。
このように、印象が同じものは組み合わせ方に注意して、扱うことが必要になるでしょう。

⑥組み合わせる
写真において、立体感を出す工夫があるのとないのでは魅力が違います。
空を写真の中に入れることで、高さという視点を、見る人に与えて立体感を出します。

料理でも、組み合わせることで印象を変え、魅力を上げることができます。
⑤の例でもあげたように、風味を加えたり、シチューに色々な食材を加えることで、食感や色、風味に変化を加えたりすることで、魅力を上げたり、印象を変えたりしています。

組み合わせは無限大で、料理を広げることができます。


写真は「構図」で良くなるように、料理にも構図があります。

レシピをアレンジするにはレシピがどうしてできているのか、
なぜできたのかを知っておくことで構図の糸口が掴めるのではないでしょうか?

型を作ってから崩すのは型破り、型を作らず崩すのは型なしです。

型を作るかどうかは、自由ではありますよ。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す