795.「錠剤がいいのに粉薬だった…」→薬剤師「ちゃんと理由があります」 “処方薬の形状”の疑問

記事
コラム
「錠剤がいいのに粉薬だった…」→薬剤師「ちゃんと理由があります」 “処方薬の形状”の疑問、詳しく聞いてみた



錠剤、カプセル剤、シロップ剤、粉薬など、さまざまな形状がある飲み薬。それぞれに特徴やメリットがありますが、調剤薬局で処方薬をもらったときに「錠剤がよかったけど粉薬だった…」「今回はどうしてシロップ剤なんだろう」などと疑問に思ったことはありませんか。
処方される飲み薬の形状が選ばれるのには、やはり明確な理由があるようです。
薬剤師の真部眞澄さんに、その理由を教えていただきました。



異なる形状の薬に変更できる場合も
Q.錠剤、カプセル剤、シロップ剤、粉薬にはそれぞれ、どのような特徴があるのですか。

真部さん「まず錠剤は、最も一般的なタブレット状の薬です。
飲みやすく、持ち運びや長期保存に向いています。
カプセル剤はゼラチン製のカプセルの中に薬を詰めたもので、吸収が早く、飲みやすいことが特徴です。

シロップ剤は液体であること、そして味をつけやすいことから、お子さん向けの商品によく採用されています。
粉薬は飲みにくいと感じる人も多いのですが、体内への吸収が早く、量の調整がしやすいことが大きなメリットですね」



Q.処方される薬の形状は、どのような要素をもとに選んでいるのですか。

真部さん「薬の形状は用途や目的、患者の体質、症状、年齢などの情報から最適なものを選び、処方します。
例えば、錠剤は外側をコーティングすることで薬の苦みを抑えたり、段階的に溶ける仕様にすることで副作用を軽減できたり…といった工夫がしやすい構造になっています。
一方で、飲み込みの機能が低下している高齢者など、誤嚥(ごえん)が心配される患者の場合は、シロップや溶けやすい粉薬を選択することも多いですね。

ご相談いただければ、同じ成分で異なる形状の薬に変更が可能な場合もあります」



Q.ちなみに、市販薬と処方薬の違いとは何なのでしょうか。

真部さん「市販薬は基本的に自己判断で服用することを前提としているため、処方薬よりもその薬の含有量が少ないものが多く、副作用があまり強く出ないように考慮されている傾向です。
病状の初期段階において服用、使用することが多いですね。

一方で、処方薬は薬の知識が豊富な医師のもと、患者の病状や体質に合わせて適切なものを処方します。
効果が期待できる分、服用の時間や方法に気を配る必要があることも多いです。

ただ、市販薬であっても、誰でもいつでも購入できるとは限らない商品もあります。例えば、ドラッグストアの売り場で『薬剤師不在のため購入できません』といったプレートを見たことはありませんか。
これは『第一類医薬品』という種類の市販薬で、薬剤師を介した購入が義務付けられているからです。
第一類医薬品は処方薬と同程度、もしくは近い成分や含有量となっていて、服用方法を間違えるとリスクが高い薬のため、このような義務があるのです」

* * *

 薬は、飲みやすくするためにさまざまなメーカーが改良に努めており、近年は水なしでも服用できる便利な形状の薬も登場しています。
もしも、現在服用している薬に飲みにくさを感じていたら、医師や薬剤師に相談してみると、代替の薬を提案してくれるかもしれませんよ。




🔮ご購読ありがとうございます♡(^^♪💚💖💜




_____💗______💛____
<新規登録・割引クーポン>
1000円割引クーポンをゲットする。
https://coconala.com/invite/KR68BV
導 与:クーポンコード→ KR68BV

<個性の特徴>

<お勧め>

<その他>

<占いグループ>
_____💛💗______💗💛____




サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す