693.お見合いで「交際希望」が来る人と「断られてばかり」の人…

記事
コラム
お見合いで「交際希望」が来る人と「断られてばかり」の人…仲人が指摘する、たった一つの「違い」

お見合いを終えて、「交際希望」をもらえる確率の高い人と、「お断り」が多い人とがいます。
この違いは、どこにあるのでしょうか。

 それまでお互いに全く知らなかった男女が出会い、1時間程度の話をして、その後お付き合いするかどうかを決めるのがお見合いなのですが、断られてばかりいる人というのは、会話の仕方を間違えているのです。


 今回は、断られたお見合いのケースを見ていきながら、“通過率”を上げるにはどうしたらよいのかを、結婚相談所を運営する仲人である筆者と一緒に考えていきましょう。
仕事や同僚の愚痴は厳禁


 安藤さとえさん(33歳、仮名)が、吉田としみつさん(36歳、同)とお見合いをしました。
ある土曜日、午前11時からのお見合いだったのですが、終えて午後12時過ぎには、としみつさんの相談室から「交際希望」が来ました。


「吉田より、『ぜひもう一度お会いしたい』と連絡が入りました。安藤さまはとても明るくすてきな方で、1時間のお見合い時間があっという間に過ぎたとのことでした。
安藤さまのお気持ちは、いかがだったでしょうか?」


 お見合いを終えてすぐに「交際希望」の連絡を入れたのですから、としみつさんはさとえさんに好印象を抱いたのでしょう。


 そこで、相談室からのコメントをそのままさとえさんに伝えました。
すると、さとえさんからは、こんな返事が来たのです。


「吉田さまは、お断りでお願いします。『今の仕事が楽しくない』とか、『職場がブラック企業だ』とか、お仕事に対してすごく後ろ向きでした。
でも、聞いてみると労働時間も普通だし、土日もしっかりお休みが取れているみたいだし、全然ブラック企業という感じではなかったんですよね。
愚痴るのが癖なのだと思います。全く楽しい気持ちになれないお見合いでした」


 お見合いの席で、仕事の愚痴や、会社の人間関係がうまくいっていないことを話す人は、意外と多いのです。
お見合いは、結婚を目的とした出会い。
ご自身の人間性や魅力をプレゼンする場です。
愚痴ばかり言う相手と結婚したいと思う人がいるでしょうか。


 また、結婚は日々の生活です。日々の生活にはお金がかかります。そのお金を稼ぐ手段が仕事なのです。
その仕事を「つまらない」と言っている人は、男性も女性も、お相手にとって魅力的に映りません。


 人間ですから、愚痴を言いたくなるときもあります。愚痴を言うことで、心の中にたまっていたストレスやモヤモヤがスッキリすることもあります。
ただ、愚痴を言う相手を間違えてはいけません。
言ってもいいのは、信頼関係が築かれている相手です。


 さらにとしみつさんは、ひとしきり会社の愚痴を言った後に、かなり突っ込んだ個人情報を聞いてきたというのです。
「◯◯市にお住まいとのことですが、どのあたりですか? 私は、◯◯市に親戚がいるんですよ。ご近所だったりして」


 お見合いで、「どこに住んでいるか」「何という会社に勤めているか」など、個人情報を聞くのはルール違反です。


 お見合いをしても、なかなかお相手から交際希望がもらえないという人は、もう一度、お見合いの作法やルールをしっかりと見直してみましょう。
また、ネガティブ発言や愚痴をこぼしてはいけないことを、しっかりと心にとどめて、お見合いに臨んでくださいね。


「ピント外れ」の会話ばかり繰り出す
 楠野ようこさん(34歳、仮名)が、町田ともあきさん(35歳、同)とお見合いをしました。
ホテルのティーラウンジがお見合い場所だったのですが、席に着くなり、ともあきさんは開口一番、こう言ったそうです。


「あなたは、公務員と結婚したいのですか?」
 ともあきさんは公務員でした。
「いや、そんなことはないですよ」
「では、何で僕に申し込んだのですか?」
「何でと言われても」と、ようこさんは心の中で思ったそうです。お見合いでは、見た目、年齢、住んでいる場所、仕事などを総合的に見て、「この人となら結婚してもいいかも」と思った相手にお申し込みをかけます。



 ともあきさんは、さらに質問をしてきました。
「あなたは、何という名前の相談所に入っているのですか? 最初にいくら払いましたか?月会費はいくらですか?」
 矢継ぎ早に質問され、ようこさんはすっかり戸惑ってしまいました。
 そして次に質問してきたのは、婚活歴でした。
「もうどのくらい婚活しているんですか?」
「何人くらいに会ったんですか?」
「これまで真剣交際に入った人はいましたか?」



 ようこさんは、私に言いました。
「何でそんなことが知りたいの? ということばかり聞いてくるんですよ。『趣味は何ですか?』とか『休みの日は何をしていますか?』とか、もっと私自身のことが分かる質問をしてくればいいのに。何だか結婚相談所の入会面談みたいでした」


 ようこさんは、このお見合いは「お断り」。
ところが、ともあきさんからは「交際希望」が来ていたのです。
ともあきさんは、自分がお見合い時にピント外れな質問ばかりしていたことも、その質問をされたようこさんが戸惑っていたことも、全く気付いていなかったようです。



「これを言ったときに、相手がどういう気持ちになるか」。
その想像力がないと、相手が不愉快になっていることに気付かず、独り善がりの会話をしてしまいます。


 好きなことを一方的に話して、「あ〜、今日のお見合いは楽しかった」と思っていたのに、相手から「お断り」が来たら、まさに独り善がりの会話をしていたということです。


「お見合いの通過率がいい人」がやっていること
 お見合いをして「交際希望」が来る確率の高い人と、そうでない人の差は何なのか。それは、お見合いをしているときに、相手のことを心地よくさせているか、いないかの違いなのです。


 お見合いに限らず、会社の営業や商談などでも、相手のことを心地よくさせる会話ができる人というのは、たいてい3つのことを自然とやっています。
 まず一つ目は、お相手の名前をキチンと覚えてお見合いに臨んでいること。こうした人は会話の中で、お相手の名前を呼んでから質問をしています。
これは、心理学でいうところの「ネームコーリング」です。
人間の脳は、名前を呼ばれると、それだけで「この人は自分に興味があるんだな」と錯覚するんですね。


「休みの日は何をしているんですか?」と聞くよりも、「◯◯さんは、休みの日は何をしているんですか?」と名前を最初に呼んだ方が、聞かれた相手は「自分に興味を持っている」とより思います。


 お見合い相手の名前もうろ覚えのまま待ち合わせ場所に行って、近くに着いたら慌ててスマホで名前と写真を確認する。
そして、「◯◯さんですか?」と声をかけたのはいいけれど、そこからお見合いに入ったら相手の名前はすっかり忘れてしまい、名前も呼ばずに会話をしてしまった――。
そんな経験のある人は、ネームコーリングの手法を忘れないでくださいね。



 2つ目は、自分の話をする前に、相手の話を聞く姿勢でお見合いに臨んでいること。このような人は、会話で「フォローアップクエスチョン」のテクニックを使っています。
テレビの司会者さんがよく使っている手法です。ゲストが答えたことに対して、「なるほど、そうですよね」と、いったん共感の相づちを打つ。
そして、「◯◯ってことなんですね」と軽く“おうむ返し”。
その後、「それで、どうなったんですか?」と次の話を引き出す質問をするのです。


「自分の話を興味深く聞いてくれている」と感じたお相手は気持ちよくなって、次々と話していくので、会話が盛り上がっていくのです。異性にモテるタイプの人は、フォローアップクエスチョンが上手な人なんですよ。


 そして3つ目は、笑顔でうなずくこと。笑顔を見て、不愉快な気持ちになる人はいません。
すまし顔ではなく、笑顔でうなずくことで、お相手は「この人は自分のことを受け入れてくれている」と感じるのです。



 お見合いの通過率が悪いと感じている人は、この3つをぜひ実践してみてくださいね。単純なことですが、これで通過率がガラリと変わると思いますよ。

・新規登録・割引クーポン
1000円割引クーポンをゲットする。
紫 光:クーポンコード→ H20WNK
すずか:クーポンコード→ NQGN1B
導 与:クーポンコード→ KR68BV
導 春:クーポンコード→ B5QXX3
寿 花:クーポンコード→ DA92VV
え ま:クーポンコード→
・占い鑑定
・個性の特徴


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す