松果体は私達の脳内の中央、2つの大脳の間に位置します。
松果体がメラトニンを放出する内分泌器であるとわかったのは
つい最近のことです。
かつては、脳の奥深くにあることから、神聖な器官と見なされ、
「魂の在り処」と位置付けられました。
現代でも、その解釈はあながち間違いではないようです。
子供の性的成長を促すホルモンの分泌にも関連していると言われ、
16歳を過ぎるころから松果体は石灰化し始め、
やがて機能が低下していきます。
フッ素が主に石灰化の原因と言われていますが、
「カルシウムやマグネシウムが沈着するようになる」ことから、
ある程度は加齢に依るものと言えるのではないでしょうか。
人の感性は10代がピークで、その後徐々に鈍化すると聞いたことが
あります。
実際に私自身、10代頃の感受性の深さ、鋭さ、瑞々しさにおいては
もう二度と取り戻せない貴重なものだったと感じます。
当たり前のように、自然(Nature)とチューニングし、
ありとあらゆるものと一体化し、味わえるようなあの感覚は、
もう今では感じることが出来ません。
脳の機能は、現実生活で学び、身に付けるものと引き換えに
失われる部分がありそうですね。
ただ、侮ってはいけないのが命の力であり、
それこそが「本当の人間の底力」
と言えそうです。
人を救うものは外部の働きだけでなく、
その人の持つ命の力であり、
その人が為した善のはたらきや、
目に見えない護りだと、
つくづく感じております。
皆さまにも幸せが訪れますように。