実を言うと、文章は誰でも書くことができます。
あなたはLINEを書いたことはありますか?
あなたはTwitterでツイートしたことはありますか?
仕事やプライベートでメールは書いたことはありますか?
もしくは、お店のレビューもとい、口コミは書いたことはありますか?
そう。
誰しもがみんな、毎日何かしら「書いて」いるのです。
しかし、改めて「文章を書こう!」、「発信しよう!」と思うと、途端に手が止まってしまう。身構えてしまいます。
それは一体なぜなのか?
・LINEは書けるのに、長文の記事は書けない。
・ツイートはできるのに、あらたまった文章は書けない。
・メールは書けるのに、コラムやエッセイ、口コミ、レビューは書けない。
同じ「書く」なのに何がちがうのか?
多くの人が「文章が書けない」というとき、足りないのはスキルだと思いがちです。でも、ほぼすべての日本人は文を書くことができます。手を動かせば、できるから。
今回の授業を最後まで読み解くことで、あなたの疑問が晴らすことができるでしょう。
是非、最後までお付き合いください。(^^♪
「文章が書けない」のがスキルのせいじゃないなら原因はなに?
実は文章が書けない原因は「スキル」ではありません。もちろん、いろいろな原因はありますが、いちばん大きいのは実は「メンタル」なんです。
書けない原因は、書くことに対する考え方や気の持ちよう、つまりメンタルにあるのです。
書こうとすればするほど書けなくなる不思議?
「メンタルが問題」とは具体的にどういうことなのか?
さまざまなポイントがあるので、分割してお伝えします。まずは、2点あるうちの1点について。
1点目。気合を入れて「さあ、書こう!」と思ったとき、多くの人は「自分の中から」文章を生み出そうとします。
脳内を見渡して「面白いコンテンツはないかな?」、「美しい表現はないかな?」と探し回る。そこでなんとか1行書き始めるが、上手くいかない・・・・。
1行書いては消し、1行書いては消しをやっているうちに「私には才能がないんだ」、「文才がないんだ」とあきらめてしまうのです。
しかし、この「生み出そう」というメンタルがそもそも間違っているんです。
実は、自分の中には何もないんです。
一部の才能ある作家さんであれば、目を閉じて想像することで文章が浮かんでくるかもしれません。ふとした瞬間に素晴らしいアイデアが降りてきて、勝手に手が動き出す、なんてこともあるかもしれません。
しかし、それは私も含め、普通の人には難しいことです。
私はそもそも「書く」という言葉も良くないと思ってます。「文章」・「書く」・「ライティング」・・・・・。
これらの言葉には「目的」がないからです。
書くこと自体が目的になってしまえば、書けなくなるのは当然です。だから書こうとすればするほど、書けなくなるのです。
大切なのは「書こう」とすることではなく「伝えよう」とすること。
メールも、LINEも誰かに何かを伝えようとするから、自然と「書ける」わけです。
LINEを使う時に、「よーし、LINEを書くぞ!」という人はいないですよね?
明日誰かと遊びたい、予定がある、仕事で調整が必要だ、など。人に伝えたいから書けるんです。
文章教室の第一歩はここです。
「伝えよう」とすればいいんです。すると、「何かを生み出そう」と肩に力を入れなくても、自然と言葉は出てきます。
大切なのは「書こう」とすることではなく「伝えよう」とすること。これを覚えておきましょう。(^^♪
ゼロから書こうとしてはけない
もう1点のポイントについて。
人は、文章を「ゼロから生み出す」ことは難しくても「すでにある文章を修正する」ことはできます。
ほとんどの人は、他者の文章を見て評価することができます。
たとえば、「ここ『てにをは』がまちがってるよ」と指摘したり、「う~ん、何だかわかりにくいな。言いたいことは1つに絞った方がいいんじゃない?」と、友人にアドバイスすることはできるはずです。
ということは、これを1人でできれば、書くことはグッと簡単になります。
つまり、著者と編集者の一人二役をやればいいんです。
まずは、下手でもいいから、何も気にせずダーッと伝えたいことを書きなぐってみましょう。そして、そのあと冷静になって「編集者」の立場で文章を見直して、整えていけばいいんです。
そうすれば、ある程度の質を持った文章を1人で作成することができるようになります。
まとめ:
・「文章が書けない」のがスキルのせいじゃないなら原因はなに?
・書こうとすればするほど書けなくなる不思議?
・大切なのは「書こう」とすることではなく「伝えよう」とすること。
・ゼロから書こうとしてはけない
・まとめ
書けないと思っている人は、まず「書こう」というメンタルを改めて、「伝えよう」とすることです。そして、いきなり「ゼロから生み出そう」とするのではなく「まず書いてみて、それを修正して文章を仕上げていく」これが大事。これを意識するだけでも、ずいぶん書くことはラクになるはずです。
今回の授業はここまで。
今回の授業の内容を復習することで、最初は拙いかもしれませんが、日を追うごとにドンドン文章を書けるようになっていけるでしょう。人と比べる必要はありません。自分のペースで学んでいくことが大切です。明日は、今日よりも1ミリ成長していきましょう。(^^♪
さて、次回の投稿は、火曜日PM5時ー6時の間に行います。
是非、あなたの時間が許す隙間時間にでも読みに来てください。
ご来訪お待ちしております。
それではまた。
以上