【楽園追放】を見てシナリオライターについて思う事

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初めてのお題は、こんな文章を書ける人になりたい。という話です。

『マズルフラッシュ』
タイトルと合わせてこの単語をみて、脚本を書く人が
ぱっと思いつく人は相当古くから虚淵玄氏のことを知ってる人だろう。

楽園追放がYoutubeにて9/3~9/10まで無料で閲覧可能だったため
見てみました。

虚淵玄氏といえば、知る人ぞ知るといった感じで
『魔法少女まどかマギカ』や『Fate/Zero』などが有名でしょうか。
まどかマギカについては、魔法少女物かつ、ゆるふわな作画に
・先輩魔法少女が魔女に頭をまるごと食べられる。
・友人の魔法少女が絶望から魔女になってしまう。
など、古い作品を知ってる人は「ああ、虚淵玄だなぁ」という
まぁそういう作風が特徴の作家さんです。

私自身はニトロプラスというR18系のADV(読み物系のゲームです)
のシナリオを書いていた頃から作品を見ていて
PHANTOM OF INFERNO~鬼哭街、それと上記の作品は見ています。

ただ最近は、あまり見る機会がなかったのですが
当方、シミュレーションゲームのスーパーロボット大戦という
様々なアニメの作品が出るゲームで、戦闘演出集でこの作品を知り
そのうち見てみたいなーと思ってたら無料公開とのことだったので
見るに至ったわけです。

当たり前のことではあるのですが、初期のPHANTOM OF INFERNO
などと比べるととても話が読みやすい。

PHANTOM OF INFERNOの原作をプレイしたことがある人なら
わかると思いますが、クドいほどにマズルフラッシュという単語が
大量に出てくる。数えたことはないが、シナリオ中最低でも
10回は使用されてる気がする。

またシナリオに変化があるわけでもないが
主人公が使用する銃器の選択が可能で、マテバといった一風変わった
これまたマニアックなものが選択可能である。
【バレル(銃身)がフレーム本体の下についてる】
*発砲時の反動軽減を目的としているらしい
マテバ.jpg

そして特に初期の虚淵玄氏のシナリオと言えば
「救いのない世界観、ディストピア、バットエンド」
でしょうか。

少し有名な話でもありますが、虚淵玄氏といえばFate/Zeroの後書きに
「シナリオを書いてもバットエンドしか書けなくて困ってる」
「Fate/Zeroに関しては未来でバットエンドが確定してるから
安心して書ける」
などと書いてあり、印象に残ってます。

それからあまり虚淵玄氏の作品を見る機会は無かったのですが
この度、作品を見る機会を得たので、そこから感じたことを
書いてみたいと思い筆を執りました。

古きと新しき、を両方知ってるからこそ、なのですが
やはり経験値が上がっているからなのでしょう。
昔ほど極端に陰鬱とした雰囲気でもなく、また読みやすさ
見やすさを感じました。

そのことから思うのは、恐らく昔は「自分の書きたいこと」を
より強く重視しており、今は「視聴者が好むこと」の要素を
多めに入れているなぁということを感じました。

少し話が飛びますが、映画監督としても有名な北野武監督は
『座頭市』を制作する際、スポンサーに対して
「今回は売れるやつ作るから、次は好きなの作らせてよ」と
話していたのを記憶しています。

長らく作品作りをすることで、だんだんこうすれば視聴者や読者は
喜ぶ、この作品を気に入ってくれる。などがわかってくるんでしょうね。

私自身もCoconalaで少しずついろんな文章作成に関わり始めました。
しかし、まだまだ未熟だと思ってますし、様々な経験をして
そういった書き方ができるようになりたいなというお話でした。
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