こんにちは。
やりやすい収納のタイプが家族によってバラバラだったらどうしたらいいの?というお話の続きです。
おススメした方法は3つ。
・個人の私物は個人のスペースに
・共用部分は「かたづけが苦手な人」に合わせてみる
・文字情報と、色形情報を同時に使いこなす
今日はこの中から、ラストの文字情報と、色形情報を同時に使いこなすについてをお伝えします。
前回お伝えしたこちら。
あなたが「わかりやすい」やり方は、他の家族にとっては「わかりにくい」ことがあります。
これって、本当に大切なことです。なので、何回でも言います(笑)
ものの見え方って、実は人によってかなり違うんじゃないかと感じています。
得意な収納のお話でも書きましたが、文字情報が得意な人はぱっと見て文字の意味を理解します。「この引き出しには文具と書かれているから文具が入っている」というふうに、無意識に頭で考えて判断しています。文具という「文字」と、実際の文具という「意味」がつながりやすいといえます。
一方、色や形が得意な人は、同じ「文具」というラベルを見ても直感的に文字の濃さ、フォント、形、長さなどで判断しています。文字を絵のように直感的にとらえて、経験で、この形のシールが貼ってある場所は文具が入っている、と判断しています。
また、文字認識とは別に、場所に対する記憶が得意なタイプの人もいます。
そういった人は、ラベルを見なくても、この引き出しのこのあたりに文具がある、という記憶や経験をもとにモノを出し入れすることができます。
さて、家族にこういったいろいろなタイプの人がいたらどうしましょう。
答えは「みんなにあわせてみる」です。
それが難しいのに~~~~!!!
ですよね(笑)
収納に
・文字
・色、形など
で、内容物がしっかりわかる工夫をします。
そして、場所を周知します。
内容物がしっかりわかる工夫としては、以下のようなものがあります。
①半透明や透明の中身が見える収納用品に、文字のラベルを貼る。
②不透明な収納用品には、内容物の写真や絵とともに文字のラベルを貼る。
③収納用品に入れずに、お店のようにパッケージを見せる。(文字とデザインどちらも目に入る)
①や③は、日用品などのストック管理にも役だちます。
②は、靴箱など。デザインで選ぶものにはもってこいの方法です。また、小さいお子さんのおもちゃの収納にもおすすめです。
ラベルを使うことで、見つけやすくなるのとともに、教えやすくなります。
「上から2番目の文具って書いてある引き出し」
「赤いシールが貼ってある方」
「〇〇の写真、貼ってない?」
など、言葉で説明しやすい状態にしておけば、場所を聞かれたときに手を止めずに教えることができます。
そして、こちらも大切。
使う人に置き場所を周知する。
これを意外と皆さんしていない気がします。
収納や片づけに凝ると、あちこちに動かしてしまいがち。
自分に合った片づけ方を探るためには必要な作業と言えますが、家族にしてみると「あれ?前はここにあったはずなのに…」と余計なストレスになることも往々にしてあるのです。
片づけのために場所をころころ変えている期間は、「今、おうちをキレイにするためにいろんなことを試しているの。文具はここに移したよ。しばらくしたらまた移動するかもしれないけど…ごめんね。」を先に伝えましょう。
動かしたら「〇〇はここに移動したよ」と伝えましょう。
伝えることで、
「え~、前の場所の方が使いやすかったのに~」
「こっちは取りやすくていいな」
など普段聞けない収納に関する家族の本音に触れるチャンスになることも!
ぜひ、挑戦してみてくださいね。
それでは、片づけで楽しい暮らしを。