資格取得は必要だろうか

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こんにちは。
小規模事業・個人事業主に向けたITサービス利用のご支援をしています!
ITコーディネータさとよです。

今日は資格取得についてお話していきたいと思います。
IT業界は何かと二言目には「資格」、新しい技術が出てくると「資格」、転職する際にも、若手エンジニアの育成も「資格」「資格」「資格」。

よくも悪くも資格に始まり、資格に終わるような気がしています(笑)。

私も、資格を取ったので、ITコーディネータとしてこのようにお話をしていることは否定しませんが、あまりにも若手に資格取得を押し付ける社会風潮にいささか疑問を感じます。

反対に言えば、資格は誰を安心させているものなのでしょうか。

資格があると安心するのは誰だ?


経営者や、お客様にとって資格を保有しているというのは通行手形のようなもので、安全なサービスを受けられる可能性が高いということを証明しているようなものなのではないしょうか。

確かに私もサービス提供を受ける側だったら、無資格者よりは有資格者の方が安心する気になってしまいます。同じ技術力でも、多少高くても有資格者の方をアサインしてしまうかもしれません。面談ではその人の技術力は深いところまでは見抜けません。

消費者心理というのはそういうものなのかもしれません。

このように、相手の立場に立ったとき、自分が買い手の立場になったときに何に安心するのかという目線が大事なのではないでしょうか。

いかに売り込んでいくかを考えながら資格取得を通過点として取り組むことが良いのではないかと思います。

資格取得したら証明されるもの


上司から言われたから、昇給条件になるからと本来の意味を見失いながら冠を増やしても本人のモチベーションアップにはつながらないと考えます。

当然勉強にも身が入らないでしょう。

資格はあくまで能力を示す一つの尺度でしかなく、それだけでその人の実力を証明していることにはなりません。有資格者と謳っていても取得したのは何年も前の話で、半分以上忘れているということも多いのではないでしょうか。

実際に現場でも、有資格者として来てもらったのにあまり活躍しなかったという協力会社のメンバーも何人もいました。

資格はあくまでその技術力を保証するものではなく、その時点でのその方の努力を証明するものです。なので有資格者はその資格保有に向けて努力できる方ということで一定の証明になっているのではないでしょうか。

常に学び続ける姿勢

耳が痛い話ですが、技術の世界勉強していくことは大事で、資格は証明になることは間違いありません。ですが、資格はすべてを証明しているものではありません。知識は常に変化し、アップデートをしていかないといけません。また技術力は実践を通して磨かれます。

知識と実力とバランスを取りながらスキルアップを目指していってほしいなと思います。

ちなみに、ITコーディネータは毎年の資格更新が必要になります。資格を取って終わりということではなく、毎年活動やセミナー受講や資格取得状況などの学習状況によってポイントが付与され、一定数のポイントを確保しないと資格の更新ができません。

私は2014年に取得したので、7年以上資格更新をし続けています。今後も自分自身の研鑽も怠らず、皆様のサービスにベストな状態で取り組んでいきたいと思います。

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