見た目の合格率に騙されないで

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2022/10/23付けで週間文春から「学生は「アカハラだ」と悲鳴 群馬大医学部3年生「3分の1が留年」の異常事態」という記事が報道されました。勿論、この報道が全て事実かどうかはわかりませんが、多かれ少なかれ医療系の学校では似たようなことが起きています。

医療系の一部の学校では、高い国家試験の合格率を謳って生徒を集めています。しかし、中には学校側が故意に留年させて合格率を調整している所があります。
例えば、40人の学生が入学し、そのままストレートに40人が卒業し全員が国家試験に合格すれば合格率100%です。
同様に40人の学生が入学し、1年→2年→3年の進級時に5人ずつ、卒業時に5人卒業させなければ、卒業者は25人となり、この25人が全員が国家試験に合格すれば合格率100%です。ただこの場合、本当の合格率は25/40=62.5%となるわけです。
受験の際にそれが簡単に分かれば良いのですが、学年別の在籍人数を掲載している学校は少なく、内情はよくわからないというのが現実です。

勿論、質の高い授業を行っているにも関わらず、学生の努力不足で勉強について行けないのは仕方がないかもしれません。しかし、試験は水物と言われるように受ける以上、合格する可能性はあります。学校の都合で学生の将来性を潰すようなことはしてもらいたくない、そう切に願います。
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