PREP法とは?例文を使って「分かりやすい説明」の構成を解説!

記事
ビジネス・マーケティング
皆さんお元気ですか?
ライティング専門店『ぽんずの部屋』の店長兼専任ライターの“ぽんず”です。

もしあなたが仕事で、
「結論はから話して」
「つまり何が言いたいの」
「何を言っているか分からない」

このようなことを言われた経験があれば、PREP法を習得しましょう。PREP法を活用することで、分かりやすい説明、説得力のあるプレゼンをすることができます。

この記事では、PREP法をもとに「分かりやすい説明」の構成について解説します。実際にPREP法を活用した事例、例文も含めてまとめています。

PREP法とは

PREP法とは、分かりやすい説明をするための文章構成モデルです。主にプレゼンテーションの構成や話し方において、相手に理解を深めることを目的に作成されました。

PREP法は、下記の4つの要素から構成されています。

1. Point(結論)
プレゼンの中心となるメッセージやアイデアを明確に示すことが重要です。相手に何を伝えたいのかを明確にすることで、分かりやすい説明と感じてもらえます。

2. Reason(根拠)
結論を説明する理由や根拠を示すことはプレゼンや、説明において重要です。この要素は、結論をサポートするための情報やエビデンスを提供することを目指します。

3. Example(具体例)
結論や理由をより明確にイメージしてもらうために、具体例を示す必要があります。具体的な例を示すことで、抽象的な説明でも理解しやすくなります。

4. Point(再結論)
最後に、最初に示した結論を再度強調する必要があります。自分がプレゼンテーションで、「何を伝えたいのか」という軸を明確にすることで、相手はプレゼンの結論が印象に残りやすくなります。

PREP法を使った例文

PREP法を使っていない例文、使った例文を下記の事例をもとに紹介します。
実際の事例
• PREP法を使っていない例文
 >上司:今日使う会議資料の作成はどうなってる?
 >部下:会議資料なのですが、本当に申し訳ないです。実は昨日、お客さまからお問合せがありまして。
 >上司:うむ...(?)
 >部下:このお問合せがこちら側のミスで、対応が遅れてしまっていて、本日中に先方に訪問させていただく予定なのですが、お客さまと連絡がついていない状態でして、、、
 >上司:だから、会議資料の作成はどうなってるの?
 >部下:失礼しました。現状、作成できていない状態です。
 >上司:最初にそれを言ってよ。「結論」を先に言わないとダメだよ。

• PREP法を使っている例文
 >上司:今日の会議で使う資料の作成はどうなってる?
 >部下:
 【結論】まだ作成できていません。
 【理由】というのも、お客様からお問合せが入ってしまいまして。
 【具体例】先日、お客さまに配送した商品が破損してしまい、急用で必要な商品だったそうで、今後の取引にも影響が出る可能性があると判断して、優先して対応をしております。
 【再結論】そのことから、会議資料の作成に着手できていない状態です。
 >上司:了解。お問合せ対応よろしくね。会議資料は急ぎではないから、対応出来次第、作成お願いね。

PREP法を意識して、冒頭に「結論」を伝えて、その理由を説明し、説得量を持たせるために具体例を提示した上で、再度、結論を述べるという構成を保つことで、相手に分かりやすい説明ができます。

実際に起こり得るビジネスシーンを想定して、それぞれのPREP法を使った構成をご紹介します。

会議での例文
 >【結論】電気代が高騰しているため、節電をすることで10%の経費削減が見込めます。
 >【根拠】エネルギー高で電気代が高騰している中、自社の電気使用量は他社と比べて非常に多く、電気代負担額の比率も極めて高い状況です。
 >【具体例】特に冷蔵庫や空調に関わる費用が高騰しており、それらの経費削減が重要だと考えます。
 >【結論】冷蔵庫や空調に関わる費用を削減することで、10%の経費削減に繋げることが可能です。

プレゼン発表での例文
 >【結論】実践的な英語教育を中学生に提供すべきです。
 >【根拠】今後、国際的な交流が盛んに行われることが見込まれており、記憶力に優れている中学生から英語教育に力を入れることで、国際的に活躍する人材を育成できます。
 >【具体例】日本は少子化ですが、世界は人口が増えており、近年では大学進学を目指す場合や、日本の企業に就職する場合でも、海外で活躍できる能力が求められます。
 >【結論】したがって、中学校から実践的な英語教育に力を入れるべきです。

仕事上の報告での例文
 >【結論】本日のA社との会議なのですが、◯月◯日に変更になりました。
 >【根拠】実は先方から、出席する予定のAさんが体調不良で1ヶ月ほど休養を取られるようで、代わりにBさんが対応可能とのことでした。
 >【具体例】しかし、Bさんが対応する場合、引き継ぎに1週間ほど時間が欲しいとのことでしたので、会議の日時が1週間ほど後ろ倒しになっています。
 >【結論】そのため、先ほどお伝えした◯月◯日に変更となっています。

入社面接の自己PRでの例文
 >【結論】私は学生時代に、海外のボランティア団体で、難民の保護を軸にボランティ活動をしておりました。
 >【根拠】私は中学時代から、海外のボランティアや難民問題に強い関心を持っていました。
 >【具体例】というのも、私は以前、アフリカに行った経験があり、その際に難民の方の暮らしを肌に感じ、課題意識を持ちました。
 >【結論】このような経験を経て、大学入学後には、海外のボランティア団体で難民の保護活動をするに至りました。

PREP法で説得力のある自己PR文を1日で書く方法

この記事では、分かりやすい説明の構成モデルであるPREP法について詳しくご紹介しました。

PREP法は、分かりやすい説明をするための文章構成のモデルで、プレゼンテーションや面接での自己PRでも用いられる文章構成です。

PREP法を取得することで、説得力のあるプレゼン、魅力的に見えるような自己PR文を書けるようになります。

しかし、PREP法を取得するためには時間が必要です。そこで、ライティング専門店『ぽんずの部屋』では、PREP法を使った見本となるオリジナル記事を提供しています。

「自己PR文の書き方が分からない」
「プレゼンの説明資料の構成の立て方が分からない」
「ブログで趣味の解説をしたいが上手く説明できるか不安」
というような悩みを抱えている方は、一度、ぜひライティング専門店『ぽんずの部屋』にご相談ください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す