私にとって、人間の行動観察はそのまんま仕事です。
どういう星を持つ人間がどのような行動を取り、どのように感じるのか、それは人間観察からしか増えていかない、プロファイリング・データなんです。
宿命がわからなくても、ある程度想定法だけで行けるかどうか、それもプロファイリングをする上での自分の訓練でもあります。
だから、自分が観察した特徴と実際の宿命で答え合わせして、一致してたら
「おお!正解!」とニンマリ。
先日、下の娘のお友達とスキーに行ったんですよ。
子供らしい子供であるがゆえに、可愛い男の子なんですけど、後でお母さんに聞いて調べたら彼は、天貴星でしたね。なるほど、と思いました。
(スキーをキッチリ基本から、学ぼうとしていたので、そうかな、とは思ってたんですけどね。)
そして主星が石門星だったんです。
それで後から、子供であっても石門星の「ああ!」と言いたくなるような行動があちこちで表出していたことを思い出して、妙に感動しちゃったんです。
まずは、「友達思い」です。
実は、娘からは、学校で彼が意地悪なクラスメイトに時々、どんな嫌がらせをされているか、ということを聞いていました。
それでも、彼は口頭で言い返すだけ、でも相手はやめない、しつこい。
小学生ならば、我を忘れてもおかしくない程度のものでした。
で、深く事情を知らない時は、彼はとても人懐こくていい子なので、私は、この子、気弱なところがあるのかなぁって思ったんですよね。
でも、あるイベントで彼が私にミットを持たせてくれて、自分の特技を披露してくれたことがあって、すごく驚いたんです。
石門星くんの彼は、非常に優れた運動神経を持っていて、小学校低学年とは思えない武道の技量を持っていました。
この重たいパンチとキック。
多分、本気でやったら、大人一人倒せます。
だから当然ながら、実際の彼は、やろうと思えばいくらでも相手を、ひとつきで倒せるわけで。カッとなって我を忘れれば、本当はいつでも、嫌なやつをノックアウトさせることもできたんですよね。
でも、何があってもそれはしない、と自分で決めてたと、彼は言います。
「だって、かわいそうだから。友達が泣く方が嫌だよ。」
その意地悪な子は、どの大人も逆上するようなことをやるレベルなのに。
そう、彼は弱いんじゃないんです。
とてつもなく優しかった。
だから実際は、禁じ手を使わないように自分をコントロールして、相手の土俵に乗ってあげていたんですよ。
人に負けて、エゴに負けない。
すごく心が強いなぁ、と思った。
これは、ええカッコしいじゃありません。
彼は石門星ですから、本気でそう思ってるんですよね。
何より、彼の宿命は、石門星に人生の目的がとまりますので、自分の心にいつも仲間がいるひとです。仲間のために生きるでしょう。
しかも彼は、愛されているので、感謝を忘れません。
私が彼のブーツの脱ぎ履きを手伝っている時、
彼はこっちをじっと見て、タイミングを見計らいながら、
「・・・ヨウのお母さん、あのさ、今日は、僕に雪のプレゼントをありがとう。めっちゃ嬉しかった。」
って、真っ直ぐな目で、言ってきたんですよね。
なんて可愛い子や!!!!
と一瞬、照れて、自分もなんて返していいかわからなかった〜〜!!
禄存星もあるので、心を奪われてしまったのかもしれんけど、石門星も禄存星も、両方使ってハートを狙い撃ちされたら、どんな相手もたまらんよね。
それだけ、ちゃんと相手の心を観察しているってことなんだよね。きっと。
はい!おっさんおばさん、参りました!
そしてね、何よりも石門星らしいなぁと思ったのは、スキー帰りの温泉でのこと。
初めて会ったばかりの普通なら緊張するおじさん・ピカチュウとの距離の詰め方なんですよね。w
もう、お母さんとは同じ温泉に入れない年齢なので、彼は友人の父親・ピカチュウと一緒に入った訳ですが、この年の違う人見知りがちょっとあるおじさんと、風呂場でくったくなく、いろんな話をして友達になったらしいんです。
どんな異質な人とでも、友達になれる能力!!
すごいなぁ!石門星!
そして、友達になった後、最後に恥ずかしそうに、
「今回のスキーめっちゃ楽しかった!あのさ、また、僕をスキーに連れてってくれへんかなぁ?」
って、脱衣所でナチュラルにお願いしてきたそうなのです。
ピカチュウは、感動して、可愛いなぁ、と、もちろん嬉しくなって、彼に、絶対またスキーに連れて行くよ!って約束したそうです。
良い子はたくさんいますが、たいていは遠慮して、どこかに連れて行ったところで、次回も、と言ってくることはありませんが、石門星は遠慮ではなく、その代わりに交渉したのです。
自然体で初めての大人に、何か頼み事をすることができる子供はそうそういませんよね。人の懐に入るのが本当に上手だったんです。
もう、ザ・交渉人、石門星!
後でピカチュウからその話を聞いて、私は、笑い転げてしまいました。
天将星がセットでありますが、お母さんは彼を厳しく躾けていますし、
もう、子供の時から器が違う。こりゃ、大物になるわ。w
京都は99.9%の自営業で成り立ってるので、事業家の子供は多く、そして自営業は信用と人脈が何より大事です。
生粋の京都人の血が流れる彼が、ご縁の街京都の人らしく、人脈作りの才能をきらりと見せたのを見て、私は、ますますこの彼が大好きになってしまったのでした。
帰りの車の中では、その石門星の彼の前で、うちの子供たちが喧嘩を始めたりもしたのですが、姉と妹のやりとりを聞いていた彼、どうするのかな、と思って観察していたら、妹が言えずに気持ちをこらえているのを察して、上の子になんて言ったか。
「たま〜、今の言い方は、ヨウに対して、ちょっとキッツイ言い方やったと思うで〜。」
と、不穏になった人間関係のバランスを二人の間に入りながら、さりげなくとってるんです。
ああ、石門星!
めっちゃ石門星だよ!!
って、何度も思いました。
石門星って、強さの基準が違うんですよね。一見して強いとは思えない人だけど、でもその優しさの大きさに気づいた時、人は、石門星、かっこいいなぁと思います。
そしてね、外で色々なお友達のと付き合いがあったとしても、この子だけは何十年経っても、違う学校へ行っても、きっと、今のまま態度が変わらずに、ずっとうちの子の友達でいてくれるだろうなぁ〜と思いました。