石切山脈・採石場って知ってますか?

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GW後半、あなたはいかがおすごしですか?
わたしは茨城の日本最大級の採石場に行きました!
ここは事前にツアーを申し込むと花崗岩の採石場の現場まで、ガイド付きの専用の車で見に行くことができるんです。
そもそものきっかけは、子供が鉱物に関心を示していて、鉱物辞典を買って欲しいというので、じゃあ、鉱物はどうやって地球から採掘されるのかを見に行こう、と実際の現場に行くことにしたのです。

花崗岩は国会議事堂や鳥居などに使われる石です。高級墓石としても使われています。じつはとても身近な石だったのです。写真は5年前までは採石場として掘られていましたが、65メーターも地下に掘り進んだところで、休止して放置した結果、そこに雨水がたまり湖ができてこんな風になりました。
今でも年間数メーター水位が上がっているそうです。
実際に切り立った崖を見ると、迫力はすごいです。

ドリルを入れて、火薬を入れて砕石する様子の説明をうけたりしましたが、採石場は、なんとか戦隊なんとかマンの敵と戦う戦場としても使われていて、見せるための爆破を入れてのロケ地にもなっているそうです。
 娘がダイナマイトに興味を持ち始めていたので、ダイナマイトの本当の威力も発破で体験できるのかな〜、と思ってたんですがスタッフの人に聞いたら、

「死にます・・本当に死ぬんで、観光でダイナマイトなんて使えません」という危険な答えが返ってきました。
なんとかレンジャー系の撮影ですら、破壊力のない見せる火薬を使っているだけで、しかもそれも3年前までの話なんだそう。
今はすべてCGで背景をクロマキーしているそうです。

「いや、だからこそ本物を娘に見せたかったんです。」って言ったら、スタッフが「う〜ん、これは、前にダイナマイトを使った時の映像ですけど、携帯が壊れても仕方ないと思いながら、爆破地点から150メートルの場所で撮影したものです。」
と見せてくれた映像が・・マジですごかった!

携帯の映像なのに、心臓が飛び出るくらいの破裂音と衝撃波を感じて、思わず叫んじゃいましたよ!w でかい石が、ものすごい噴煙とともにかけらとしてば〜んと飛ぶんですよ。
これはマジで死ぬわ.....
ハリウッド映画やゴルゴ13とか、爆破と同時に飛ぶことで、よくヒーローが命助かったりするじゃないですか。

いや、助かりませんて。w
それがよっくわかりました。
だから、経験がないってすごいマイナスですよね。
仮想現実の嘘が嘘と見抜けないからですね〜。

これからメタバースやらムーンショット計画などで、人間が仮想現実に送り込まれる時代がやってきます。今やハリウッド映画はほとんど背景がCGです。
ニュース動画ですら、クロマキー処理して、現場と主人公は別々に撮影されます。その中で真実の情報かどうか、人はどうやって判断するのでしょうね。

 やっぱりね、人間って3次元リアルの5感をつかってきた体感に基づく直感でしか、3次元の物理現象の真実や自然現象は見分けられないんです。
 これからの二極化で、多次元世界に次元上昇していくのと、仮想現実に連れていかれるのとじゃ、あまりに場所が違います。そのとき、こっちじゃない、あっちだ!と気が付ける経験値が積めていけるかどうかって、非常に重要です。これからの人は、生の経験や体験を軽んじる人ほど、仮想現実という空間の中に閉じ込められていきます。

バーチャルだらけだからこそ、現実にいろんなものを見せること、体験させることが、これからの子供のための本当の教育です。
これから、採掘というキーワードが出るたびに、今日の体験は子供達の知識の手がかりになるでしょう。街中で花崗岩に出くわすたびに思うことがあるでしょう。それが大事なんです。

そして、採石場だけではもったいないので、帰りは13キロくらい離れた栃木県の真岡市の益子焼市にも行ってきました!ちょうど春の陶芸市が開かれていて、たくさんの窯元さんが出店していました。
そしてそこには「登り窯」という日本でも最大級の陶芸の昔の土で作られた陶芸の釜が展示されています。なかなか見ごたえがありました。
 ものすごい人出で駐車場を探すのも大変でしたが、素敵な作家さんの器を買って帰ることができ、お気に入りのカップでお茶するのが楽しみです。

そして出店をめぐる道筋では「日光の天然氷のかきごおり」が売られていて、娘たちが「あ!これは約束していたやつだね。」と服をひっぱります。
前回、私はスキー場に行った時に、スキー場が降雪機でどのように作られるのか、氷の結晶の映像や氷ができる過程などをyoutubeで見せていたんですね。
 それで天然の氷と工場で作られた氷は、全然違うんだということを知るために、夏になったら天然氷でつくったかき氷と家のかき氷を食べ比べしようという約束をしていたんですよ。
それを娘は覚えていたんですよね。

かき氷屋さんにそのことを話したら、「そうか、勉強か。」とうなづいて、オーナーさんがわざわざ奥から実物の氷を持ってきてくれて、天然氷と他の氷の違いやどのように作っているのかを子供達に話してくれたんです。
アナと雪の女王は、天然氷の製氷過程の真実に沿って作られているという話や、気温が低いだけでは氷はできないんだ、という話。氷室の今の話、昔の技術の話、雨が氷をダメにしてしまう話、いろいろと聞かせてもらいました。
本物の天然氷でつくったかき氷は、頭がキーンといたくならない。w
口の中で雪が残るような感じの味。
濃い旅になりました。

ぜひ休日にはお子さんを連れて、「大人の社会科見学」に連れて行ってください。全ての経験が、すなわち一次情報が子供の思考の土台になります。
一昨年のキャンプでは、子供達を蒸気機関車にのせました。石炭を投げ込む様子や回転して機関車が向きを転換させるところを観察したり、実際に走る蒸気機関車は電気の電車よりもゆっくりだということなどを体験してきました。
 真岡市にはSLも走っているので、男の子にもきっと楽しい旅になると思いますよ。切符が益子焼でできているそうです。

「感動する」ということは、その瞬間、ひとの脳の回路が増殖しているのです。記憶に残らなくても、増えた回路は一生残ります。
その回路がある日なんらかのきっかけで突然つながり、新発見や「ひらめき」を起こしていきます。

大人が子供と一緒に遊ぶことこそ、今の子供に必要な勉強です。
ぜひ体験にお金を使ってください。
明日は、水道がどこからやってくるのかを知りたがっていた玉堂星の娘をつれて、その謎に答えてくれそうな博物館へ行ってきます。












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