孤独なホワイティー

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Hey Siriみなさん、こんにちは。

僕は漫画家のONE先生の作品が好きだ。
一番有名な作品は何かと問われれば、『ワンパンマン』が有名かもしれない。
しかし僕は『モブサイコ100』が一番好きである。

『モブサイコ100』は敵を含む登場人物が、全員魅力的だ。
作中で敵は、超能力を駆使して街を破壊したり、他人を傷つけたりするのである。
非現実的な行動だが、
「あー、クラスにこんなやついたな」とか
「会社にコイツと似ているやつがいる」など、どこか身近に感じられる。
『モブサイコ100』の真の魅力は、内面や心理の描写の見せ方が上手い。


作中、好きなセリフがある。

「言説で論破する自信があった。
どんな相手でも言い争いで負けたことがなかったのだ。
だがそれは大人に限っての話!
そう…こいつらは…、中学生相手にムキになって襲いかかるこの輩は…
世界征服とか本気で主張しちゃっているこの連中は…
大人になれなかった子供だ。コイツらは…。」
大人になれなかった子供だ.jpg

※出典モブサイコ46話

これは世界征服を目論む超能力テロ集団【傷】と対峙した主人公一派の1人が言うセリフである。
「超能力で世界征服を目論むヤツらは悪いやつだ!」みたいな安っぽいセリフではない。
公共の場でヤバいヤツが近づいて来た時に似ている。
みなさんも人生で一度や二度「あー、この人とは距離を取ったほうがいいな。関わらないようにしよう。」と思ったことはないだろうか?
その感覚に似ている。
目をそらし続ける、黙って移動する、などで距離を取ると思う。
『モブサイコ100』の敵の大半は、このヤバいヤツに該当する。
根っからの悪人ではない。
ただ大人になれなかった子供なのだ。

「大人になれなかった子供」
このセリフは、とても僕の心に響く。
そう僕のことなのだ。
僕は『モブサイコ100』に出てくる敵キャラと同じなのである。
いつまでも野心モリモリで生きている。
モリモリしている。

いつか大人になれるのだろうか。
その時を待っている。

本日はこの辺で。
読んでくれて、ありがとう。

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