読書がいきがい

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コラム
今回のテーマである「読書」と
「生きがい」の2つの用語で
検索してみたら、
そのものズバリの記事が出てきた。

2003年の記事だから、相当前である。
活字文化推進フォーラム
「生きがいとしての読書」という
シンポジウムであった。

基調講演は、俵萠子さんだった。

戦時中の愛読書がボロボロになり、
本当に辛い思いをしたという
趣旨のことを語っていた。

執筆で生きている方なので、
さもありなんと思いながら、
読み進めていった。

その中に、そうなのか…と
思う言葉があった。

それは、「アナザーワールド」という言葉。
恋愛作家の高樹のぶ子さんの発言内容にあった。

少し引用してみたい。
「恋愛小説は、恋愛の役に立てるためではなく恋愛を味わって楽しんでもらうために書いている。(中略)女性は「アナザーワールド」に遊ぶのがうまい。つまり、日常とは別の世界にトリップできる一方、男性は社会的な生き物だから、歴史小説を読んでも徳川家康の生き方を現代に役立てようという読書が多い。男性には、アナザーワールドを楽しむ読書が目減りしているかもしれない。私はアナザーワールド、つまり恋甘苦しい感覚を味わえるものを提供したいと考えている。そのためには、私自身がアナザーワールドを信じ込み、自己妄想を増殖させなくてはならない。」
引用はここまで。

書籍は、恋愛小説ばかりでは
当然ないわけだが、、、
「アナザーワールド」に、
連れて行ってもらうために、
読書するという説明には、
妙に納得させられた。

ここで、生きがい俳句を一句
「生きがいや、新たな本に、出会う時」

Authored by  Motonori Nakamura
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