1.はじめに
昨日は業界について記事を書きました。
今回は職種について記述します。
2.職種ってなんだろう
業種・業界は企業の事業内容を分類しています。
メーカーとか、サービス業とかいう類です。
それに対して、職種は個人の仕事内容を分類する項目です。
営業とか、ITエンジニアとかいう具合です。
何となく分かりましたか?
この手の分類はどうも直感的には分かり難いです。
でも、実例を見ていけば理解できると思います。
それでは早速始めましょう。
3.職種の分類
①営業
平たく言うと、商品を売り込む仕事です。
どんな業界にも営業は存在します。
どんなに良い商品やサービスがあっても、営業が売り込まなければ’売り上げ’は生まれて来ません。
②事務・スタッフ関連職
a.総務
備品の管理、社員総会の企画などを行い、全部門・全社員をサポートする仕事です。
b.経理・財務
会社のお金の動きを管理し、経営戦略に活かす仕事です。
c.営業事務
営業スタッフを陰で支え、営業の能率を上げる仕事です。
営業職は外を出歩くことが多く、営業事務が社内にいて様々な仕事をこなします。
d.人事
人材募集、育成、適正配置などを行い、企業活動を活性化させる仕事です。
e.法務
企業活動に関わる法務関連の事務や管理を行います。
f.社内SE(システムエンジニア)
機種やソフトウェアなどのシステムを構築・運用します。
g.広報・宣伝
様々なメディアを活用し、自社の情報を社会に向けて送り出すことです。
③企画・マーケッティング
マーケッティングの仕事は市場動向の調査を行い、そのデータを分析します。
その結果をもとに、企画の仕事は販売戦略や新商品の開発などを行います。
④技術関連職-メーカー系
a.研究職
実験や分析を通じて未知の分野を開拓し、具体的な技術や製品の開発を行います。
b.設計技術職
新製品の機能や性能の向上を追求する仕事です。
c.生産技術職
新製品の量産体制を確立するために、技術やラインを開発します。
d.建設関連技術職
土木、建設、住宅の設計をする専門職です。
⑤技術関連職-IT・通信・インターネット系
a.SE(システムエンジニア)
顧客にとって最適なITシステムを企画・設計します。
b.プログラマ
SEが設計した仕様書に従い、実際のシステムを制作する仕事です。
c.ネットワークエンジニア
ネットワークに特化してシステムを開発し、通信環境の進歩を担います。
d.サポートエンジニア
パソコンやインターネットのトラブル時のテクニカルサポートを行います。
⑥金融スペシャリスト
a.ファンドマネジャー
資金を株式や債券に投資して運営利益を稼ぐ仕事です。
b.ディーラー
金融商品の売買で億単位の利益を追求します。
ハイリスク・ハイリターン型の仕事です。
c.証券アナリスト
経済動向を読んで予測を立て、投資家にアドバイスを行います。
d.公開引受
ベンチャー企業、中堅企業を株式公開へと導く仕事です。
e.アクチュアリー
保険などの掛け金・支給額を算出します。
⑦流通・サービス関連職
a.販売・サービス職
来店客に直接対応する仕事です。
b.店長
店舗運営を総合的に仕切ります。
c.スーパーバイザー
複数の店舗を統括、指導します。
d.バイヤー
店のコンセプトに合う商品を探し、買い付けます。
e.マーチャンダイザー
商品展開の企画・戦略を行います。
f.店舗開発職
新規出店の戦略を立て、実行します。
⑧制作関連職
a.書籍編集者
文芸書、コミックなどの編集を行います。
b.プロデューサー
テレビ番組の制作を仕切ります。
c.CMディレクター
CMを企画立案し、コピーライター、カメラマン、デザイナーなどと共に制作します。
d.webプロデューサー
インターネットのホームページの企画・立案・制作管理を行います。
4.業種との組み合わせが重要です
大雑把ですが、職種について記載しました。
大学等で学んだことから、自分に適した職種が見つかるはずです。
希望しても無理な職種もありましょう。
職種が決まれば、自分の希望する業種・業界・企業にその職種があるか確認してください。
逆に職種から業界・企業を探す方法もあります。
これで自分に最適な企業が見つかるはずです。