～少しだけ肩の力を抜いて～ おとめ座さん9月仕事運

　8月も終わりに近づいてきましたが、夏の暑さは一向に収まる気配がありません。9月も暑い中で過ごすことになりそうですが、体調を整えて、これからに備えましょう。2023年9月、おとめ座さんの仕事運を占ってみました。

・過去・・・運命の輪

　・現在・・・ペンタクル6（逆）

　・近未来・・・ワンド5（逆）

　・アドバイス・・・ペンタクルクイーン（逆）

　・周囲の状況・・・死神（逆）

　・障害になっていること・・・カップペイジ

　・最終結果・・・ワンドエース（逆）

　現れたカードがほぼ逆位置というスプレッドになりました。これはおとめ座の皆さんと周囲の方たちとの関係が何となくかみ合わず、運気が停滞気味になっていることを表しているように感じます。

　周囲の状況の死神逆位置は現状が停滞気味であることを示しています。同じような印象を近未来のワンド5逆位置からも感じることが出来ます。「葛藤」「いさかい」といった意味があるこのカードは、同じように混乱し、停滞した雰囲気を伺わせます。

　原因は近未来、障害になっていること、アドバイスから見ることが出来ます。ペンタクル6、ペンタクルクイーンは「分け与える」「奉仕」「こつこつ積み重ねる」といった意味があります。逆位置で現れているここでは、その意識、行動が過剰となり、周囲の人たちとの温度差が生じ、それが現状の停滞を生み出していることを表しているようです。

　「障害になっていること」のカップペイジのカップを掲げるあどけない表情の少年からは、その少年の善意を感じ取ることが出来ます。その善意は悪意のないもので、良かれと思ってとった行動があまり周囲の状況にそぐわないものになっているのかもしれません。

　アドバイスのペンタクルクイーンは「献身的」「尽くす女性」といった意味があります。アドバイスとして逆位置で現れていることから、そうした姿勢はほどほどにした方が良いということを伝えられているようです。

　最終結果のワンドエース逆位置も、現状の流れからは望ましい状況にはたどり着かないことを示しています。現状から未来への流れを変えるには、周囲の状況を客観的に眺め、少し距離を取るような心がけが必要なのかもしれません。

　障害になっていることのカップペイジについて補足カードを引いています。

・節制　・悪魔（逆）　・女帝（逆）

　3枚とも大アルカナ、パワーの強いカードが現れています。カップペイジに表されている周囲への思いやりのある行動、心がけは現時点では逆効果であり、そこから意識して離れる（悪魔）ことを勧められているようです。そうすることで周囲との調和がとれ（節制）、状況が好転するように思います。またこうした思いやりの心は周囲を甘やかすことにもつながりますし、少し突き放す（女帝）ぐらいの気持ちでちょうど良いのかもしれません。

・今月の1枚・・・塔

　タロットカードで「塔」というと死神、悪魔と並んで恐ろし気な印象を与えるカードですが、ルノルマンカードの「塔」は違った意味合いを持ちます。このカードでは山深い高地にたたずむ塔が描かれています。この絵柄からは塔が周囲から忘れられたように屹立しているように感じます。職場で孤立しない事、高所から俯瞰するような気持ちで周囲の状況を見渡すことを伝えているのではないかと思います。

　また塔の形状は斜め上にあるペンタクルクイーンの腰掛ける椅子の形状に似ているように感じます。これまでの気配り、思いやりを少し手放しても良いのではないか、そんなことを伝えているのかもしれません。

　この1か月はこれまでの周囲との関係性を見直し、少し距離をおくことで良い流れが訪れるのではないかと思います。少し肩の力を抜いた自然体で過ごされることをお勧めしたいと思います。