道中着、及び、着物衿コートの着方

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美容・ファッション
 道中着と着物衿コートの共通するところは、たった一組の紐で着るところ。道行などのはめ込み衿のコートは、たくさんのスナップで支えるので、きっちりと着用することができ、身幅も、比較的個人の体型に合わせて着物から割り出してくるからすっきりした着姿になる。
 それに比べて、道中着と着物衿コートは、たった一組の紐を結んで終わり。それは、大変、不安定な着姿になります。
 内紐を引っ張りすぎると、脇でつった状態になり、外紐をきゅっと結べば、前幅が寄って見える。
 これは、そういうコートなので、仕方がないのです。そういうものです。

 内紐は、出来るだけゆったりと結び、下前が落ちなければそれでいい。外紐は、花が並ぶように結んでは引っ張りすぎです。花と花が1寸~2寸ほど離れるようにざっくり結びます。
 逆に、花が並ぶように結ぶのは、身幅が広すぎます。花は、離れるように身幅を調節しましょう。

(令和4年 9月)

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