ホロスコープよもやま話。②

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オラクルカードリーダー、美村美衣です。

①からだいぶ時間が空いてしまいましたが、続きです。

10月は(も、というべきか)、西洋占星術の経過図で、いろいろなイベントがありましたね。
非常に賑やかというか、落ち着かない配置が続いたように思います。

まず、現在は活動宮の山羊座に木星、土星、冥王星が滞在しており、経過で比較的動きの速い感受点(天体、惑星)が活動宮に入ると、もうそれだけでなんだかザワザワしてくるような状態です。
かく言うわたしも、活動宮に内惑星ががっつり固まっているかのような出生図ですので、何かとTスクエア、場合によってはグランドクロスがバンバン形成されてしまい、“くっそ忙しい”から、“一体何やっているんだろう、わたし…”から、“もうダメだ、ついていけない(いきなりスイッチオフ)”、“これやって何か意味はあるのか(でもやるけど)”、さらには“体調が…”と、とにかく落ち着かないことこの上ない。

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…と、占星術の話なはずなのに、なぜか画像がタロットですいません。

あくまで気分的なものですが、上記タロットカードが脳裏に浮かんで仕方がないんですね。
そもそもあまりテキパキ動けるタイプではないので、実際には、しゃかりきになってよく働いている人からみれば、「いやいや、そこまで困ってないでしょう」というような状態ではあるのですが…なにか抱え込んでしまうというか、上手く線引きができないんですよねぇ(とりあえず、そんな中でジャム作るのヤメロ?)。

いや~、しかし9月末~10月半ば頃までの、太陽が天秤座を運行中の時期は、やはりいろいろとしんどかったです。

ひとつピックアップしたいのは、経過の月の動きですね。
プロの占星術師の方のブログを読んでいたら(ココナラじゃないんですけど、すいません…)、「月が蠍座→射手座への移動は分かりやすい」とあり、日頃の体感がまさにそうなので、膝を打った次第。わたしの場合は、山羊座→水瓶座、牡牛座→双子座、蟹座→獅子座辺りも分かりやすいです。体感って謎だと思うんですが、まぁ、月=感情で気分なんですけど、サインによってはピリピリイライラしていたものがスッと消える場合もあります。

面白いのは、出生の月星座とはあまり関係がないんですよね。月星座に調和的な星座に経過の月があっても、ちょっとしんどいんです。
どういう仕組みかというと…って、これって有料記事にしてしまいたいですね(汗)。自分のチャートが、読む人によってはバレてしまうかもしれない(苦笑)。バレるの隠すために有料に、って、有料記事なら読む人ほとんどいないだろう、という魂胆か(そこを自分でばらしてどうする)。

まぁいいか。続けます。

わたしの場合は、出生の水星と太陽のサインが一緒なんですが、どうも水星と太陽に対して経過の月が調和的なサインに移行すると、楽になるようです。正確に言うと、度数が絡んでくるのですが、太陽と水星のサイン内の位置関係が前半と後半なので、何となくこの2天体と調和的なサインに月がいる間中、楽な感じで過ごせるようです。
自己分析では、経過の月が出生の太陽・水星のサインに不調和なサインにいると、情動が思考(水星)を通して不快感を訴えてきたり、普段なぁなぁにしていた目的や自己意識と現実の不調和を意識に上らせる働きがあるようなんです(この辺りは、太陽っぽい働きですかね)。ですから、水星の位置関係次第で、他の方は違う出方をするかもしれません。たとえば、他の方の場合は、経過と出生の月同士が不調和だとしんどいとかですね(で、わたしはあんまりそれはない、と)。

逆行とハードアスペクトに関しては、出生図で持っていると経過でイベントが来ても、「その状態に慣れている」と見るという説があるようです。逆に、「もともとしんどいところにさらに重ねてしんどくなる」と見る人もいるようで、これはどちらなんでしょうね。わたしが知る限りではありますが、はっきりと結論づけられていないように記憶しています(もちろん、見落としている可能性はあります)。
内惑星(+ちょこっと)が、活動宮に固まっている出生図持ちのわたしとしては、いい感じでハードアスペクト持ちなのですが、だからしんどいと感じるのか、だけどそれなりに保っているということなのか、客観的に見てどうなのかなぁ、という話です。
逆行やハードアスペクトが、すべて持ち主に悪い影響を与える、ということではないとは思うのですが、工夫次第でどうにかなるものなのでしょうか。

わたし自身は、たとえば逆行で持っている天体(感受点)は、やはり「パワーないなぁ…」と感じることが多いです。その感受点の年齢域も、思い出すとしんどいことが多かったように思います。今も状況はさして変わらないのかもしれませんが、その頃よりはずっと楽です。慣れたからとか、経験から学んだからというよりは、現在の年齢域の感受点が割と“力がある”からなんじゃないかと理解しています(なので、この年齢域が終わるのちょっと怖いです・汗)。

ちなみに、都合のよいところだけ古典から引っ張ってくるのはちょっとどうかと思うのですが、いわゆるディグニティで見ても、件の逆行天体は“ヘロヘロ”って感じですねぇ…まぁ、古典の手法はかなり複雑なようで、まだ勉強中なので確かなことは言えませんが、自分の出生図をいろいろと分析するたびに、「何がしたくて生まれてきたのかな?」と思うことも多く、あれこれ考えると興味深いですね。たとえば、ヘロヘロな故にこれしか道がつながらない…だったら、やはりそこに何か人生上重要な意味が隠されているのかな、というような感じです。

そうそう、第3弾として書こうと思っていたのですが、ついでに今、書いておきましょうか。よく、占いを“統計学”と言う方がいらっしゃるのですが、少なくとも西洋占星術の場合は、そうではないんじゃないかと思うことが多いです。“経験則”なら分かりますが…まぁ、以下は個人的な考えなんですけれども…

分野としては、思想や哲学に近いかな、と思います。
あるいは、“アート”という言い方をされている方もいらっしゃるようですが、そのほうが、まだ“統計学”というよりは、個人的にはしっくり来ますね。

思想や哲学、というのは、世界観がはっきりとあって、そこが出発点になっているからです。
統計学、という場合…どういうイメージなのかよくわからないのですが、○○に○○がある人は○○、という部分なんでしょうか? その場合でも、やはり厳密に統計を取ったわけではないと思うので、“経験則”のほうがしっくりくるかなぁ、という感じです。細かくてすいません。
いや、ちょっと気になったもので…

ひょっとすると、“何となくな感じではできないもの”、“おぼえることが多い”という辺りを簡単に言おうとすると、“統計学”という言い方になるのかもしれませんね。実際には、チャートを見るときには第一印象で「あっ!」と思ったことを、あとからすり合わせていく場合もあるような気がするんですけれどね(気がする、というのは、仕事としてやったことがないので)。つまり、案外直感的なところもあるのかな、と。まぁ、“おぼえることが多い”というのも事実なのですが…(古典なんて用語がまず難解過ぎて、本を読んでも、まぁ進まないこと進まないこと…)

ということで、またしてもまとまりのない内容ではありますが、以上、第2弾でした。第1弾を“進行図について”と言い切ってしまったので、今回はなんでしょう。経過でしょうか。出生図の話もありますし、ちょっとごちゃごちゃしていますね。まぁ、軽い読み物ということで…
軽くないのは↑こちらからどうぞ。
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