・・・違いって何でしょうね~。
知り合いにモテる人がいるんです。
毎回会うと、いつも別の人と恋に落ちてるんです。
最初は出会いがたくさんあっていいなーとか、モテていいなーって漠然と思っていたんですが・・・・
だんだんと気づいてくるんです。
この人は「恋多き女」ではなく「恋が下手な女」なのだということに!!
だってそうでしょ?
人間として、「唯一の人」を探しているのならば、かずうちゃ当たる方式で次々と相手が変わったところで、得るもの何もないじゃん。
それなら、数少ない恋で「唯一の人」を見つける人の方が恋がお上手ってことになる。
無駄打ちも楽しいけどねぇ。
無駄打ちを楽しんでいるという自覚があれば、の話。
そもそもで、鳥類と人類だけなんですって。その「唯一の相手」を探すの。つがいを作る必要がある・・・つまり、それだけ妊娠・子育てに手間がかかるということなんだって。
他の動物は妊娠中もそれなりに活動できる。そして生まれた赤ちゃんはすぐに活動ができる。
人類と鳥類だけが、妊娠中・出産後に相当な時間と手間がかかるというわけで、どうしてもつがいが必要になるのです。
もちろん、人間の場合、機械があったり、システムが整っているので、ひとり親でも大丈夫になりましたけど・・・だからといって、気持ちの方まで切り替えができるわけではない。
だから、出産可能性のほとんどない人たちも、男も女も「唯一の人」とやらを探してしまうんですよ。そういう生き物だと諦めた方がいいかもしれません。
おそらく、無駄打ちを楽しんでいる人たちも、真剣に無駄打ちしている人たちも、「唯一の人」を最終目標にしている・・・のではないかと。
なぜそうなるのか・・・といったら、はっきり言うと、「まだ恋をしたことがないから」なんですよね。
失恋して飯も食えず、酒飲んでも酔えず、生ける屍のようになった経験がないから、ですよ。
恋をして、魂の深いところに刻印を押された経験がない人間は、決定的な恋の深みを知らない。
だから、恋多き女だの恋多き男が発生する。
あれらは、死ねなかったゾンビみたいなもので、何歳になっても決定的な刻印を押されたくて、誰かを手あたり次第探してるんです。
深みにはまる勇気がなかったために、死にきれなかったために、決定的なチャンスを逃してしまったために、その奥を知らない、それだけのせいでゾンビになってさまようなんて、私、イヤ(笑)
ゾンビな人たちは、自分の醜さを知らない。
そして、かわいそうなことに・・・ゾンビはゾンビにしか相手にされないんだ!!
死にきれないただのへなちょこの恋多きゾンビが、人間みたいに恋をしてる気になって、その間だけ生きてる気持ちになって、それが麻薬みたいに作用しちゃっている・・・のではないかと分析。
これから恋をすることになる人には忠告をしておくよ。
ただまっすぐ光のある方向へ進むべし。
恋のもとにズルをしたり得をしようとしたり、不誠実なことをしたり、真実から目を背けたり、ウソをついて騙したりすると・・・
ゾンビ化決定です。
苦しい思いを歯を食いしばって耐える。丸焦げになって白い灰になるまで焼き尽くされて、浄化された真実の自分に対面する勇気のない人は・・・ゾンビになります!