デューラーうさぎ

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コラム
三年くらい前までバイエルンの某中規模観光地の近くに住んでいた・・・
デューラーうさぎを見て「あそこね~」と分かったあなた!ドイツ通か、美術通か、デューラー好きですね?
わりと、デューラーは玄人受けする芸術家だからー(笑)
けっこうイケメンなんですよね!自画像見ると。

ちょっとお勧め情報。
デューラーの家に行くと、午後三時からドイツ語だけど、案内ツアーが開催されるんだよ。今はコロナだから無理だろうけど、地元の演劇関係者が当時の服を着て「デューラー夫人」として案内をしてくれるという設定なんです。
お土産付きです(向かいのお土産やさんでポストカードもらえる)

ドイツに住み始めてしばらくしてから、気が付いたことなんだけど、ドイツって実は選択肢の幅が狭いんです。
モノを買う楽しさというか・・・買い物がつまらないんだよね。
最初はなんでだろって思ってたんですが、だんだんと理由がわかりました。

チェーン店ばっかりだから、どの都市に行っても、似たようなものしか買えない。
ネットで探しても、日本のネットショップより選択肢が少ないので、がっかりしちゃうんです。

例えば、当時私は冷え性対策で絹の靴下を探してたんですが、ネットで探すと・・・選択肢が三つしか出てこない!しかも高い!試しに日本のサイトで探したら、無数にいろんな絹の靴下、値段デザイン色、様々な選択肢が広がり、まるで天国のようでした。

お金を出せば、品質のいいものが選び放題と普通は思うけど、ドイツは日本と違う。お金出してもないものはない。

なんでこんなに選択肢が少ないのか・・・どうして日本はニッチな商品がたくさんあるのか・・・
答えは、私は積極的に自民党指示じゃないんですけど・・・
中小企業がかろうじて日本では生き残っているから、なんですよね。

ヨーロッパはグローバル化が進んでいるので、個人商店や中小の企業が激減してるんです。
カフェでもそうです。日本の方が老舗の喫茶店が細々とでも生き残れる余地がある。
ドイツに行って、スターバックスとかマックとかでお茶したいですか?裏通りにある、古びた雰囲気のカフェで、中庭のテラスでコーヒーを飲んで豊かな気分に浸りたい・・・なんて思っても、ドイツでそういう場所を見つけるのは本当に難しいです。
オランダとかそっちの方がまだ見つかる確率は高いですね。

パン屋さんなんかも、小規模だけど、チェーン店ばっかりで、個人の個性が様々で食べ比べが楽しい!なんて贅沢ができる地域ってもう少ないんじゃないかなぁ。
特に都心の方は、ほとんどがチェーン店になってしまっている。

逆に大手が進出しないような片田舎に、個人でやっているまじめなパン屋さんがあったりして・・・
いや、チェーン店かふざけてるというわけじゃないんだけど!

割と、来たら来たでがっかりさせられるのがドイツですね・・・
どこの国もそうだと思うけど、外国人の人も日本に来てみたらがっかりすることもあるんだろうけど。

もちろん、よいこともたくさんありますよ。
春は、日本の桜も有名だけど、ドイツの春も気持ちいいですよー。
鳥の鳴き声がピチュピチュとヨーロッパ的で、雰囲気感じますねぇ。
空気が乾燥しているからか、匂いが爽やかに感じられるのです。
そういう空気感がヨーロッパの良さでしょうか?

コロナでダメージ受ける業界たくさんあると思うんだけど、中小企業の存在というのが、実は日本を魅力的にしている大きな要素であるってことは、どうか知っておいてほしいです!

個人商店がもっと増えたら・・・商店街があちこちで復活したら・・・もっと楽しくなるだろうな!

そういう個性を生かして貢献できる世の中になったら楽しいだろうなと思うんです。





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