あまり知られていませんが、Stable Diffusionには起動時にコマンド引数を設定することによって使い勝手を向上させたり、パフォーマンスを高速化させることができます。
本記事では、2024年2月時点でのStable Diffusionの便利なコマンド引数を紹介いたします。
外部記憶媒体にAIモデルを配置するときに使える引数
--ckpt:指定された場合、このチェックポイントはチェックポイントのリストに追加され、ロードされます。
--ckpt-dir:Stable Diffusionチェックポイントのあるディレクトリへのパス。
--no-download-sd-mode:SD1.5モデルが見つからなくてもダウンロードしない。
--lora-dir:LoRAのあるディレクトリへのパス。
起動速度を少しでも高速にしたいときに使える引数
--skip-version-check:モジュールのバージョンをチェックしない。
--skip-torch-cuda-test:CUDAの実行チェックをしない。
--skip-install:パッケージのインストールをしない
パフォーマンスの向上に使える引数
--xformers:xformersを使用する。VRAM削減・高速化。
--opt-sdp-attention:opt-sdp-attentionを使用する。VRAM削減・高速化。