株式投資、誰のアドバイスを信頼するか?

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マネー・副業
長い間株式投資をしていると、成績がいい時もあれば、悪い時もあります。これは長く株式投資をしている人のほぼ全員に当てはまります。そして、いい成績を残した時のやり方を記憶して、それを繰り返すことによって、いい成績を継続しようとします。ところが、必ずしもいい成績は継続しません、逆に、悪い成績を残した時のやり方を記憶して、それを繰り返さないようにし、何かしらやり方を変えて、いい成績を残すように努力します。そして、成績が改善されることもあれば、改善されないこともあります。これらを繰り返していくことによって、通算成績がプラスになっていきます。

世の中には、”こうすれば儲かる”と謳う本、雑誌、セミナーが数多くあります。それらを二つ以上体験した人は、きっとこう感じたと思います。それぞれ言っていることが違う、時には全く逆のことを言っている。

私の中で最も印象に残っているのが、「絶対に損切りはしない、つまり売却するときは利益が出ている時だから損失は出ない、よって所有する株はほとんど全て含み損を抱えている、それは利益がある程度出た時点で売却するから。」なるほど、筋が通っているような気がする。確かにこれを実践すれば、必ず儲かるような気がする。もう一つが『少しでも損失が出たらすぐに売却する、つまり、損失が出たとしても微々たるものだ。一方、利益が出始めたらしばらく保有して利益の拡大させ、下落し始めたらすぐに売却する。よって、所有する株はほとんど全て含み益を抱えている。それは含み損が出たらすぐに売却するから。」なるほど、これも筋が通っているような気がする。このふたつを読み比べると、全く逆の方針を取っているにもかかわらず、どちらも必ず儲かるような気がする。そして、厄介なことに、それぞれのやり方で実際に儲かった事例を紹介したりするから手に負えない。それぞれの事例は確かに儲けを出したことを実証している。

私の解釈は、こうです。どちらもある相場環境では儲かる手法だが、相場環境が変わると通用しなくなる。それを語る人たちは、確かにそこで謳っている手法である時点で良い成績を残したのは疑いないが、それが今現在も通用するかどうかはわからない。

そこから発展させて私が考えるのは、それを語る人たちは昔の手法を使って、今も現役で投資をしていい成績を残しているのだろうか、です。よくあるパターンが、以前にとある手法で大きく儲けを出した人が、今は全く株式投資を行なっていなくて、昔の手法を繰り返し本に書いて、セミナーを開いて、有料オンラインサロンを開いて、そこから定期収入を得ているケースです。疑いたくなるのは、そこで紹介する手法では儲ける自信がないから、自信は投資活動から手を引いているのではないかという点です。よく言われるフレーズ。「本当に儲かる話なら、人には教えずに自分で実行するはずだよね。これって、嘘の儲け話じゃない?』

そして今、世の中に溢れる投資手法の中から、誰の言うことを信頼するかの一つの基準は、その人は今も投資しているか、です。今は投資してなくて、昔の実績を使い続けている(例えば、私はこうして億越えを達成した、)ケースでは、厳しい疑いの目をむけた方がいいと思う。もちろん、中には信頼できるものもあるので、全否定ではなく、厳しい疑いの目を向けるだけです。

逆に、現在も投資しているかたがいるとすれば、かなり信頼できると思う。自身の資産を動かしているわけだから。その投資成績が悪ければ、同じ失敗を回避するために、反面教師として大いに参考になるわけで、参考にする仕方は違うが、信頼はできると言える。




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