1.あなたはどちらのタイプでしょうか
これまで、19年間で4.800名の方の就職や転職の相談に携わってきました。
それで気付いたことがあります。
人には、転職した方が良いタイプと、転職しない方が良いタイプがあります。
転職した方が良いタイプとは、ズバリ狩猟型タイプの人。
それに対して、転職しない方が良いタイプの人は農耕型タイプの人です。
2.転職するなら狩猟型タイプ
私は、人間を狩猟型タイプと農耕型タイプに分けてみました。
それぞれのタイプの特徴をまとめてみます。
■狩猟型タイプ
・個人主義的で、自分の意見を主張しやすい人柄
・変化に柔軟に対応できる
・フットワークが軽く、行動力に優れている
・独立心が強く、自由な生き方を好む。
・短期的な目標に向かって行動することが多い。
・他人との協調よりも、自分の能力を発揮することを好む。
・新しいことに挑戦することが好き
■農耕型タイプ
・集団の中で周りに合わせることを好む
・組織や社会のルールに従う
・安定した生活を望む
・着実に目標に向かい、計画的に行動する
・他人と協力して目標を達成することに価値をおく
・安定した環境を好み、変化が苦手
それぞれタイプ別に特徴をまとめてみました。
このような特徴や傾向があるため、農耕型タイプの方は転職に慎重になられた方が良いと思います。
3.農耕型タイプのキャリアパスとは
では、農耕型タイプの人は、現状に不満がある場合どうしたら良いのか。
その場合、できるだけ環境の変化が少ない方が良いわけですから、社内で異動を考えましょう。
違う部署へ異動する、違う支店や営業所、工場へ異動する。
農耕型タイプの場合、このような環境の変化でも、プレッシャーやストレスを感じる方が少なくありません。
日本人は全体的に、農耕型タイプが多いと思います。
そのため、転職に抵抗を持つ人が少なくありません。
4.自分のタイプを尊重する
自分の本質に合わないことをしても疲れるだけです。
農耕型タイプの方は、環境に慣れるだけで時間が掛かります。
そのため、転職先で自分の力を発揮するまで時間が必要になり、1年後から2年後、人によっては3年位掛かったりします。
そうなると、転職先で実力を認められるまで不遇の日々を過ごすことにもなりかねません。
「これなら転職しない方が良かった」
このような後悔をしないためは、自分がどちらのタイプなのか、慎重に判断してください。