吹抜は寒いといわれます
・原因と対策
・天井ファン・サーキュレーターの選び方と使い方
について書いていきます
1、吹抜があると寒い原因と対策
1-2、吹抜があると寒い原因
吹抜を設置する場合
高断熱高気密の家であれば問題は少ないのですが
そうでない場合には部屋の上下の温度差が大きくなります
暖房した空気が上に上がって天井近くが暑くなって
窓や外壁で冷やされた冷気が足元に降りてきます
これをコールドドラフトといいます
1-2、吹抜があると寒い対策
抜本的な対策は建物の断熱性を高くして
建物内の上下の温度差を無くすことです
そうはいってもコストがかかるし
すでに出来上がっている住宅の断熱性を上げるのは
難しいものがあります
そこで登場するのが上下の空気を攪拌して温度差を無くす方法です
2、天井ファン・サーキュレーターの選び方と使い方
上下の空気を攪拌して温度差を無くすアイテムには
・羽根の見えるシーリングファンと
・羽根が見えないやサーキュレーターがあります
どう選んだら良いか解説していきます
2-1、天井ファン・シーリングファン
吹抜には大きな羽根のシーリングファンというのが定番ですね
シーリングは英語で天井のことです
2-1-1、天井ファン・シーリングファンに求められる機能と使い方
シーリングファンは上下の空気を攪拌するだけですので
強弱、オンオフ、回転方向の変更といった機能で十分です
シーリングファンの使い方
部屋の上下の空気を攪拌して上下の温度差を抑えるだけですので
部屋の上下に温度差が発生するときに点け放しておくことが大切です
私の場合
・暖房を使うときには常にオンにしておく
・冷房時には人がいるところだけ涼しければよいのでオフ
・日中暖房が不要で上下の温度差がないときにはオフ
・夜間暖房を消しておく間にはオン
という使い方をしています
夜間暖房を消しておく間にオンにしておくのは
冷気が床にたまって人がいる部分の温度が下がるのを
部屋の空気と攪拌して少し時間を稼ごうとするためです
2-1-2、シーリングファンの種類
シーリングファンには
・大きさの違い
・照明がついているかどうか
というような差があります
下のようなファンだけのシンプルなものと
下のような照明器具の付いたものがあります
2-1-3、シーリングファンの制約
シーリングファンは大きな可動部分がありますので
ぶつかって痛い思いをしないとは限りません
下のような制約があります
1.82m幅の吹き抜けだと
取り付けられるファンの大きさは全幅で約690mmになります
かなりのミニサイズになりますね
写真はシーリングファン・ライト専門店の「ファズー」さんからお借りしています
2-1-4、シーリングファンがつけられないケース
シーリングファンがつけられない理由には
・取付の制約に適合しない
・羽根の上の埃が気になって気持ちが悪い
・インテリアがすっきりしない
というようなことが考えられます
そのようなときには次の「2-2サーキュレーター」で述べる
サーキュレーターの設置を検討してみてください
2-1-5、羽根の上の埃を取る方法
うちの場合階段からモップを伸ばして届くので問題ありませんが
羽根の上の埃はちょっと気になりますね
探してみると下のような優れものがありました
商品名は「Lancelink ホコリ取り ほこりとり 伸縮 ロングモップ ホコリ取り」だそうです直訳なのでしょうか、くどい商品名ですね
画像は「ファッションショップ」さんからお借りしています
価格は1699円で税、送料別だそうです
似たようなものはたくさん有りそうなので検索してみてください
2-2、サーキュレーター
サーキュレーターには3種類の型があります
・壁付けサーキュレーター
・天井付けサーキュレーター
・移動式サーキュレーター
です
2-2-1、壁付けサーキュレーター
古くからあるサーキュレーターです
壁付けのエアコンのような感じですね
2-2-2、天井付けサーキュレーター
天井付けのサーキュレーターです
今回初めて知りました
壁付けの場合エアコンと2台壁につくようだと
うっとおしい感じがしますがこれだとスマートですね
2-2-3、移動式サーキュレーター
もっとも簡便な方法です
画像は価格.comさんからお借りしています
建物の寿命やエアコンの寿命に比べて短命なものに頼るのは
いかがなものかとも思いますが
年々改善されてよくなるというメリットもありそうですね
まとめ
住まいに吹抜を設ける場合
高断熱高気密の家でないと冬場にコールドドラフトで
足元が冷えるという問題が起こります
断熱性の改善ができない場合
シーリングファンやサーキュレーターで
室内の上下の温度差を解消する必要があります