特攻隊

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コラム
私の妻の大叔父(祖父の弟)今野勝郎さんは特別攻撃隊の一員として
鹿児島県知覧にある特攻平和記念館に
1036柱の特攻隊員の一柱として祀られております。

彼は特攻隊が創設された初期の頃に特攻隊に志願をし
日夜過酷な訓練に明け暮れたのち
6機編成の武剋隊の一員となり
沖縄戦に備えて長野県松本空港に飛来。
整備の付け替えなどもあって
しばらく浅間温泉の千代の湯に滞在。
そこで彼は
世田谷から疎開していた1人の少女と出会いました。

彼女は
勝郎さんの男らしさと優しさに接しているうちに次第に心惹かれ
やがて初恋の人として意識するようになります。
彼もまた彼女の純真さに恋心が芽生え
ある日彼は彼女に
「帰ったら自分のお嫁さんになってほしい」と告白します。
やがて死にゆく者として
それは適正を欠いた言動だったかもしれません。
しかしながら
極限状態に置かれた若者の一途さを
誰も責めることなどできますまい。

次回に続きます。

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