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言葉でじぶんの氣持ちを伝えるということが当たり前だと思っていました。

ある時、言葉が通じない旅先で、にわか雨に降られ、バス乗り場の近くで雨宿り・・・
大らかなお國柄なのか、皆、傘を持っていないようで、天井の高い神殿の遺跡から空の様子を見ている。
バスの乗車券は、キオスクのようなところでしか買えないようで、バスに乗るまえに調達することになっていた。

柱の側に立っていた男性に声を掛ける。
勿論、英語は通じない。

半分ヤケになって、英語で尋ねる。
「バス券は何処で買えますか?」
「R*^&$#, !Sij#*#$!」

不思議な事に、何を言っていたのか解った和多志。
「バス券を買う奴なんていないよ!」

嘘のような、本当の話。
彼の言葉で、「有り難う」と、伝えるしか出来なかった。

勿論、和多志たちは、雨上がりに、乗車券無しで、皆といっしょに、バスの後ろのドアからバスに乗り込む。

運良く、乗車券を持っているかどうか見回るバス会社の担当者たちには、出会わなかった。

その時、意思の疎通は、言葉だけではないと確信した和多志。
言葉には、嘘が入り込むこともある。

思いを伝えようとすると、氣持ちは伝わってくる。
思いは、伝わるのです。
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