仲良しでいたい人と5:1の法則を。

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こんにちは。心理カウンセラーのSayaです(^^)

今日は「5:1の法則」というものについて紹介したいと思います。

『夫婦がポジティブな感情とネガティブな感情を 5:1 の割合で表現することが良好な関係継続の鍵』(引用:「家族の心理 第2版」)

というシンプルな法則です。

これは、アメリカのゴットマンという心理学者が25年にわたり縦断的に(同じ人たちの記録を長期間とり続けることを指します。)研究を行った結果、明らかとなったものです。

ここから、私が実生活で検証してみた大切なポイントとともに、順番に説明させてください。

質の問題にとどまらない

5:1の法則が達成されるためには、コミュニケーションの総量(母数)がある程度ないと、かなり難しいのです。
うまくいっている夫婦は一日15分以上会話しているとも言われますが、普段からポジティブなコミュニケーションを継続しているから、少しのネガティブも普通に受け止められる信頼感がつくられるのです。
仕事仲間にしても、友人関係にしても、親子や恋人関係にしても、「コミュニケーションをさぼらない」ということがとても大切だということ。

5:0 の法則ではない

コミュニケーションって全部ポジティブじゃだめなの?と思いますよね。
「わたしたち全然けんかしません。」という友人や恋人だっているはず。
では、なぜ5:1なのでしょうか。
私たちは、誰しも「自分」というものを持っています。
「自分の考え」「これがたいせつ」「これは嫌い」というもの。
友人や恋人と限りなく近い価値観や嗜好性を持っていたとしても、
100%一致している人などいません。
「僕はこう思う」「私はこう思う」
「こうされたら悲しい」「こうされたら不快に感じる」
こういった自分の意見を言わない、
いっさい反論がない、
お願い(クレームともいうw)がない・・・
嫌だという感情をまったく出さずに、いつも100%ポジティブ全開の人がいたらどう思いますか?
「本当は何を考えているのかわからないなぁ・・・」
「もっと自分を出してほしいな、意見を言ってほしいな」と思いませんか?
そしてそれが長く続くと、「緩慢な関係」「退屈な関係」になりかねないのですね。
あえてネガティブをぶつける必要はないけれど
でも、「ちょっとした人間味(マイナスな感情)」というスパイスや、
「自分はこういう人間」と心をオープンにすることが良好な人間関係の鍵、ということなのだと思います。

それは相手にとってポジティブ?

これは一番難しいポイントだと思っています。
自分にとってのポジティブが、相手にとってもポジティブだとは限らないということ。
ドラえもんに出てくるジャイアンのリサイタルのように、相手が嫌がっていることをおもんばからず、「俺の歌を聞かせてやる」ことを強制的に続けると、自分でも気づかないうちに 5:1 ではなくて 1:5 になってたりして・・・
それに、恋人や夫婦、親子などの近しい関係ほど
「こうしてよ!」「ああしなさい!」と要求ばかりになりがちですよね。。
でも、口を開けば耳が痛いことしか言わない人の言葉に、「積極的に耳を傾けよう」と思いませんよね・・・だんだん、話をするのも嫌になってくるはずです。。

基本中の基本ですが、
相手の様子を観察する=思いやる、ということがたいせつなんですよね。
以上が、5:1 の法則の概要とポイントです。

私もまだまだひよっこなので日々精進ですが、これがわかっていれば、仲良しでいたい人とのコミュニケーションは楽になるかもしれません☺️

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた次回にて(^^)
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