依頼はそれでいいの？「占い師と専門家どちらに聞くか」

「好きな人がいます。あの人の気持ちを教えてください。」

「失くしものをしたので、透視で探してください。」

「霊能力者になりたいです。」

など変わった依頼を目にしますが、常に「その依頼で本当によいのか？」と思います。

例えば、あなたの目の前に箱があるとします。

開けることもできますが、中に何が入っているか分かりません。

ヘビが入っていたり、ハチが入っていたり、あるいはお菓子が入っているかもしれません。

煙が出てきて老人になるかもしれないし、絶望が入っているかもしれません。

あなたはこの箱の中身を知りたいです。

どうしますか？

答えは簡単です。

「箱を開ける」ことです。

箱の中身を知りたいのだから開ければよいのです。

しかし、占い師やスピリチュアル界隈の人は「箱を開けることなく中身を予測する」。依頼者は「第三者に聞く」ということをしています。

本当にそれで箱の中身が分かると思いますか？

「あの占い師はよく当たる」という話を聞きますが、占い師全般の特徴として「当てるように見せる」ことに長けています。

つまり後出しですね。

例えば「失くしものをしたので、透視で探してください」という相談であれば、「あなたの身近な場所にあります」とでも言えば当たります。

見つからなかった場合 ⇒ もっとよく探してください

よく通う場所で見つかった場合 ⇒ やはりそうでしたか

あまり通わない場所で見つかった場合 ⇒ 「あなたの身内や友人などがよく通ってませんか？」「実はそこはあなたの身近な場所だったのです」など

といったところでしょうか。

箱の例えで言えば「あなたの大切な物が入っています」と言うと

当たった場合 ⇒ やはりそうでしたか

違った場合 ⇒ 「実はそこはあなたの大切な物だったのです」

中に入っていた物と大切な物の共通点を挙げて「中に入っている物は○○の象徴です」など

と言えるわけです。

また、問題解決に必要なのは行動であり、占い師は必要ないです。

最初の例は

探し物をしている → 占い師に相談する → 探す → 見つける

という手順でしたが

探し物をしている → 探す → 見つける

と、ぶっちゃけ占い師に相談しなくても解決できちゃいます。

「占い師という職業は不要」ということになりますが、占い師にも役割があります。

それは、不安を取り除いて行動しやすくすることです。

「箱の中身を知りたい」というのは、「開ける」という行動を伴って解決します。

探し物は「探す」という行動を伴って解決します。

「開ける」「探す」という行動をしなければ、解決しません。

行動ができない原因の一つに「不安」があります。

「物を失くして不安」「嫌われるのが不安だから好きかどうか確認できない」など、不安のせいで行動できないことはあります。

（ただし、行動力のある人はこの限りではありません。）

占い師はそれを後押しする形になります。

「箱を開ける」「探す」など簡単な行動の例をあげましたが、「Webシステムを作りたい」など「問題解決のために何をすればよいかわからない」というときは、専門家に聞けばよいかと思います。

まとめると

１．何をすればよいか分からないときは専門家に聞きましょう。

２．何をすればよいか分かっていても行動できないときは占い師に頼りましょう。

ちなみに、不安を取り除く方法としてマインドフルネスという方法もあるのですが、この方法を使うと本当に占い師は不要になってしまいます。

不安というのは過去を思い出した時と未来を想像した時に湧き出てくるものなので、今に集中すれば不安はなくなる、という考えです。

やり方が分からないという方は専門家に聞いてください。