気楽に読んでください、呼吸のおはなし ~その15~

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どうですか、体が勝手にやってくれている呼吸、ほんのひと時でも感じることは出来ましたでしょうか。

気が付いたら寝てしまってた人、良かったです。普段から頑張っている分、今は眠った方が良いと体が導いてくれたのかも知れません。至福の時ですね。

集中しすぎて、色んな情報と出会い過ぎて緊張した方も中には居たかも知れません。
そうなって来ると、そこまでのプロセスを一回リセットするように、大きなため息が「ほーーー⤵⤵⤵」と溢れ出したり。

いずれにしましても、よっぽどこの、今ある呼吸を眺めてみるだけのことが気持ち良い、心地好い方以外は、そんなに長時間やらなくても良いと思います。
修行でもありませんし、我慢して何とかなるものでもありません。
あんまり楽しくもなく興味も湧かない時は無理する必要は無いのです。
普段フル稼働させている脳を急に休ませようとしたら心配になる、そんなこと大いにあり得ますもんね。
社会で存在感があり過ぎて、休むのが不安になっちゃってる人って結構多いと思います。それと同じなんだと思うのです。
急ぐことはない、急ぐ理由なんか何処にも無い。
私が頑張らなくても息づいているものを実感する為に私が頑張ってしまっては元も子もないですからね。

少しだけおさらいしますと、息を排出する仕事は、息を取り込んで拡張した体が、元から備わっている収縮力・元の大きさに戻ろうとする作用と、それともう一つ、地球の表面で暮らしている限り逃れられない引力とか重力と呼ばれるものの影響も手伝って、自分の意識に関係なく行われている営みであること。
息を体内へと取り入れる仕事は、今全身にどれ位の量の酸素が必要かに応じて、それを担当する脳が、これまた自意識に関係なくやってくれている、ということでした。

だから、それを信じて、それに任せて寝落ちした人は本当にラッキーです。
眠ることもなく、ただ冷静に観察して居られた人、天才です。
眠ることもなく、冷静でも居られず、色々と湧き出てきた人、僕個人的には親近感がアップしました。

こんなことを、無理なく毎日の習慣にしてしまえる人が居たら、それは本当に尊敬に値するものだと僕は思いますので、是非続けてください。

それで、そうでない方々を放置しようとしているのではありませんよ。
緊張に関して、ここまでにやったアプローチから少し視点を切り替えて、見て、感じてゆくことにしましょう。

これが、実際にワークショップでやってると、皆さんの様子を感じることで次のアプローチが自ずと紡ぎ出されるのですが、一方的に発信しているブログではそうも行きません。

明日の記事が、体を静止した状態のものをもう少し継続した内容の紹介になるのか、それとも、外見的に分かり易い動きを伴ったものになるのか、その時の気分で選びたいと思います。
このような予定を勝手に気楽に立てていられるのも、明日も今日のように平穏無事だと何の根拠も無く思い込んでいるからでして、是非そうであることを祈りながら。

つづく


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